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内科学講座呼吸器内科学分野(大森)

所属教員名

岸  一馬 / 教 授
髙井雄二郎 / 准教授
坂本  晋 / 准教授
磯部 和順 / 准教授
草野英美子 / 助 教
佐藤 大輔 / 助 教
一色 琢磨 / 助 教
卜部 尚久 / 助 教
堀 亜衣香 / 助 教
仲村 泰彦 / 助 教
黒澤 武介 / 助 教
三好 嗣臣 / 助 教
関谷 宗之 / 助 教

運営責任者

講座の概要

呼吸器内科は、2003年2月、内科の専門別分化編成に伴い、内科学講座消化器内科(大森)が発足しました。初代主任教授には、中田紘一郎教授が就任されました。2006年3月に第二代主任教授として本間栄教授が就任されました。本間栄教授の定年に伴い、2019年4月より岸一馬が第三代主任教授として講座の責任者となりました。

研究の概要

呼吸器内科では、肺癌や間質性肺炎、睡眠時無呼吸、感染症をはじめとした全ての呼吸器疾患を診療および研究をしております。
  1. 原発性肺癌の遺伝子多型および個別化治療法の研究消化管の診療および研究
    我々は2012年にシンガポール大学と共同でアジア人に特有なBcl-2-like protein 1(BIM)遺伝子多型が存在し、上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子変異持つ原発性肺癌のEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の効果に関連していることを明らかにしました。文部科学省科学研究費補助金を取得し研究を発展させています。また、前向きな多施設共同試験として、EGFR遺伝子変異陽性肺癌におけるオシメルチニブ投与時の循環腫瘍細胞におけるバイオマーカーの研究を立ち上げ、医師主導臨床試験を行っています。その他、間質性肺炎には約10-30%に原発性肺癌が合併することに着目し,間質性合併肺癌症例の臨床背景,診断方法,治療方法,予後,急性増悪発症頻度について後方的研究を行っています。
  2. びまん性肺疾患の新規治療の有効性および基礎的研究
    2014-2016年にかけて「厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業びまん性肺疾患調査研究班、特発性間質性肺炎の画期的治療法に関する臨床研究班」の研究班を運営し、「特発性肺線維症の治療ガイドライン2017」、「難治性びまん性肺疾患の診療の手引き」などの作成、さらには英文化をおこない、日本発のガイドラインを世界に発信しています。また、IPFの新規治療のエビデンス創出のために、「特発性肺線維症の進行防止におけるピルフェニドンおよびピルフェニドン+N-アセチルシステイン(NAC)吸入併用療法に関する前向き多施設共同治療研究多施設共同臨床試験」やIPF急性増悪に対するリコンビナントトロンボモジュリンの有効性を評価する臨床研究などを遂行してきました。今後、びまん性肺疾患調査研究班と難治性血管炎班と共同でANCA関連間質性肺炎の多施設共同コホート研究、国際共同研究を計画しています。基礎研究においては、基礎の教室との連携を強化し、大学院生を教育するとともに、臨床にフィードバックできる基礎研究を推進しています。
  3. 睡眠時無呼吸の他疾患との関連性や発症要因に関する臨床的検討
    近年年睡眠時無呼吸症候群(SAS)を始めとした様々な睡眠障害関連疾患は、注目度が高まってきておりニーズも高い。当グループでは、SASの発症要因として近年認知されている顎顔面形態や舌の機能性との関連についての検討を行っています。またSASと関連する心血管病変やメタボリックシンドロームを始めとした関連疾患に着目して臨床研究を行っています。治療については、CPAP療法のアドヒアランスについての検討も行っています。

代表論文

  1. Isobe K, Kobayashi K, Kosaihira K, Kurimoto F, Sakai H, Uchida Y, Nagai Y, Yamaguchi T, Miyanaga A, Ando M, Mori K, Hino M, Gemma A. Phase II study of nimustine hydrochloride (ACNU) plus paclitaxel for refractory small cell lung cancer. Lung Cancer 66:350-354, 2009
  2. Isobe K, Hata Y, Sakamoto S, Takai Y, Shibuya K, Homma S. Clinical characteristics of acute respiratory deterioration in pulmonary fibrosis associated with lung cancer following anti-cancer therapy. Respirology 15:88-92, 2010
  3. Isobe K, Hata Y, Tochigi N, Kaburaki K, Kobayashi H, Makino T, Otsuka H, Sato F, Ishida F, Kikuchi N, Hirota N, Sato K, Sano G, Sugino K, Sakamoto S, Takai Y, Shibuya K, Iyoda A, Homma S. Clinical significance of BIM deletion polymorphism in non-small-cell lung cancer with epidermal growth factor receptor mutation. J Thorac Oncol. 9: 483-7, 2014
  4. Isobe K, Hata Y, Tochigi N, Kaburaki K, Kobayashi H, Makino T, Otsuka H, Ishida F, Hirota N, Sano G, Sugino K, Sakamoto S, Takai Y, Shibuya K, Iyoda A, Homma S. Usefulness of nanofluidic digital PCR arrays to quantify T790M mutation in EGFR-mutant lung adenocarcinoma. Cancer Genomics & Proteomics. 12: 31-38, 2015
  5. Isobe K, Kakimoto A, Mikami T, Kaburaki K, Kobayashi H, Makino T, Otsuka H, Ishida F, Hirota N, Sano G, Sugino K, Sakamoto S, Takai Y, Tochigi N, Iyoda A, Homma S. Association of BIM deletion polymorphism and BIM-γ RNA expression in NSCLC with EGFR mutation. Cancer Genomics & Proteomics. 13;475-482, 2016.
  6. Isobe K, Kakimoto A, Mikami T, Kaburaki K, Kobayashi H, Yoshizawa T, Makino T, Otsuka H, Sano G, Sugino K, Sakamoto S, Takai Y, Tochigi N, Iyoda A, Homma S. PD-L1 mRNA expression in EGFR-mutant lung adenocarcinoma Oncology Reports. 40, 331-338, 2018.
  7. Isobe K, Kaburaki K, Kobayashi H, Sano G, Sakamoto S, Takai Y, Tochigi N, Iyoda A, Homma S. New risk scoring system for predicting acute exacerbation of interstitial pneumonia after chemotherapy for lung cancer associated with interstitial pneumonia. Lung Cancer 125:253-257, 2018.
  8. Homma S, Azuma A, Taniguchi H, Ogura T, Mochiduki Y, Sugiyama Y, Nakata K, Yoshimura K, Takeuchi M, Kudoh S, the Japan NAC clinical study group: Efficacy of inhaled N-acetylcysteine monotherapy in patients with early stage idiopathic pulmonary fibrosis. Respirology17 : 467-477, 2012
  9. Sakamoto S, Muramatsu Y, Sato K, Ishida F, Kikuchi N, Sano G, Sugino K, Isobe K, Homma S: Effectiveness of combined therapy with pirfenidone and inhaled N-acetylcysteine for advanced idiopathic pulmonary fibrosis: A case-control study. Respirology, 20: 445-452, 2015
  10. Sakamoto S, Shimizu H, Isshiki T, Sugino K, Kurosaki A, Homma S. Recombinant human soluble thrombomodulin for acute exacerbation of idiopathic pulmonary fibrosis: A historically controlled study. Respir Investig. 2018; 56: 136-143.
  11. Isshiki T, Sakamoto S, Homma S. Therapeutic Role of Recombinant Human Soluble Thrombomodulin for Acute Exacerbation of Idiopathic Pulmonary Fibrosis. Medicina (Kaunas). 2019 May 20;55(5).
  12. Suzuki A, Sakamoto S, Kurosaki A et al. Chest High-Resolution CT Findings of Microscopic Polyangiitis: A Japanese First Nationwide Prospective Cohort Study. AJR Am J Roentgenol. 2019 Apr 11:1-11. doi: 10.2214/AJR.18.20967.
  13. Takai Y, Yamashiro Y, Satoh D, Isobe K, Sakamoto S, Homma S. Cephalometric assessment of craniofacial morphology in Japanese male patients with obstructive sleep apnea-hypopnea syndrome. Sleep Biol Rhythms 10(3):162-168, 2012.

教育の概要

学部

  • 呼吸器系 系統講義 (2年次 21限)
  • 診断学実習     (3年次 5限)
  • 臨床実習      (4年次)
  • 臨床実習      (5年次)
  • 臨床実習      (6年次)

大学院

  • 博士専攻 生体応答系 呼吸器内科学(30限)
  • 博士共通選択 7)循環呼吸器病コース(4限)

診療の概要

当科は、地域の基幹病院として他施設とも積極的に連携しながら質の高い医療の提供に努めています。診療はほぼすべての呼吸器疾患を対象としていますが、中でもとくに当科が力を入れている疾患として「間質性肺炎」「肺癌」「睡眠時無呼吸症候群」が挙げられます。

代表的なびまん性肺疾患のひとつである間質性肺炎の患者さんは当科の入院患者数全体の2割を占めており、症例数や実績においても全国でもトップクラスのレベルを有しています。肺癌の診療については、がん拠点病院に指定されている当院では、患者さん一人ひとりの症状に応じて手術や抗がん剤などの化学療法、放射線治療を組み合わせた集学的治療を行っています。2014年からは「がんセンター」も設立され、リハビリや緩和ケアなども含む、よりきめ細かなトータルケアを実施できる体制が整いました。自分の体型に合わせて作られた洋服がジャストフィットするように、がんの治療も個々の組織型や進行度に合わせて行うのが最適です。当科ではこのような個別に行う「テーラーメイド治療」を常に心がけています。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療については、大学病院としては都内はもちろん全国でも有数の症例数を有しています。日本睡眠学会の睡眠医療施設にも認定されており、2014年からは睡眠時無呼吸症候群の患者さんのトータルケアを目的とした睡眠時呼吸障害センターも立ち上げました。

その他

社会貢献

  • 大田区結核指定-胸部レントゲン写真読影判定医
  • 身体障害者福祉法 呼吸機能障害指定
  • 東邦呼吸器セミナー

学会活動

お問い合わせ先

東邦大学 医学部

〒143-8540
東京都大田区大森西 5-21-16
TEL:03-3762-4151