橋本 裕/講師
氏名
専門分野
- 老人看護専門看護師(2012年取得)
- 高齢者看護学(全般)
- 認知症
- せん妄
- 高齢者の緩和ケア(エンドオブライフケア)
担当科目
学部
- 高齢者看護学Ⅰ・Ⅱ
- 高齢者看護学実習
研究課題・テーマ
- DST(Delirium Screening Tool)を用いた術後せん妄に関する研究
- 転倒につながるハイリスク行動と高齢者総合的機能評価の関連性に関する研究
- 高齢者のせん妄に関する研究
- 大震災の経験の有無による看護師の地震に対する準備の比較に関する研究
研究内容
超高齢社会である日本において、65歳以上の高齢患者が急性期病院に入院し治療や看護を受けています。高齢者の入院が増加すると同時に起こってくる問題の一つがせん妄です。高齢患者にとってせん妄は、死亡率の増加、入院期間の延長、患者本人の苦痛、家族の苦痛などを引き起こすと言われています。また、看護師にとってもせん妄患者のケアは、点滴ルートやドレーン類の自己抜去のリスク、転倒転落のリスク、暴言暴力など患者から目を離すことができない環境の中でストレスフルな状態に晒され、疲弊してしまいます。このように、せん妄は、高齢患者の回復の妨げとなり、生活の質を低下させてしまう可能性があります。そのため、高齢者の生活を守るために、せん妄予防に関する研究を進めていきたいと考えています。
入学を検討している学生さんへ
認知症の看護は難しいと思っている方も多いと思います。しかし、決して難しいものではありません。その方の生きてきた人生、価値などを理解していくことで私たちはその人らしさがわかってきます。そこに看護のヒントがたくさん隠れています。それを見つけた時の喜びは格別です。これが高齢者看護学の面白さなのかもしれません。できないことばかりに捉われず、できることを活かしていく看護学を一緒に学びましょう。



