高齢者看護学研究室(Department of Geriatric Nursing)
所属教員
研究室紹介
加齢変化やさまざまな疾患を持つなど多様な健康状態にある高齢者に対し、看護師としてどのような支援ができるのか。そのことをさまざまな角度から分析、研究しているのが私たち高齢者看護学研究室です。私たちの対象は常に私たちより人生の先を進んでおられます。研究、実践活動をしつつも、高齢者の皆さんに助けられること、学ぶことが多い分野だと日々痛感しています。
授業の紹介
我が国の超高齢社会の現状について理解を深め、その理解から看護の役割を模索します。そして、高齢期を迎えた方々の日常の暮らしに焦点を当てながら、心身の加齢変化とともに高齢期特有の病の経過とその看護について学び、人生の最終段階におけるさまざまな選択を支える看護を考えていきます。
実習の紹介
TOHOいえラボとその周辺の街、高齢者の様々な活動の場、そして、介護老人福祉施設で実習をします。毎日繰り返し行なっていること、大切にしていること、こだわっていることを継続できる日常の重要性を実感しながら、高齢者看護を考えます。さまざまな健康問題を抱えた方の「私の暮らし」を支える看護とは…。想像と創造の実習です。

卒業研究
2018年度
- 特別養護老人ホームにおける意思表出が困難な終末期高齢者に対する望む最期への支援
- 新人看護師の退院支援について
- 一人暮らしの高齢者がシニアステーションに通う理由
- 都市部に独居する高齢者の飲水行動の実態
- 最期まで高齢者の「食べたい」に寄り添う看護-ホスピスでの取り組みに焦点をあてて-
- 高齢者の支援における看護学生1年生と4年生のユーモアへの意識の特徴
- 急性期病院における認知症高齢者にみられる意欲低下・無気力・無関心などのBPSD陰性症状に対する看護師のとらえ方とかかわり
- 高齢者看護学実習後の高齢者のとらえ方の変化について
- 日常生活動作における上肢に着目したリハビリテーションへの急性期病棟看護師の意識とかかわり
- 地域に住む高齢者が考える終末期医療の意思決定に関する研究-経口摂取困難となった場合について-
2017年度
- 排泄介助に関する知識・技術と親の排泄介助意識の関係性-看護大学1年生と4年生の比較から-
- 脳血管疾患により言語的コミュニケーションが困難となった患者に対する回復期リハビリテーション病棟看護師の退院にむけてのかかわり
- 一般病棟に入院する認知症高齢者の暴言を受けた看護師が抱く感情とその対処
- 介護老人福祉施設でのエンゼルケアにおける看護師の役割
- 地域で暮らす高齢者におけるストレス対処方法としての触れるケアについて
- エンディングノートを使用している高齢者の死の受け止め方
- 後遺症および障害のある高齢患者と家族の退院先の意向が異なった時の退院支援のかかわり
- 看護学生のジェネリック医薬品に対する意識調査
- 地域で暮らす高齢者の入浴方法とその意義
- 介護老人福祉施設における認知症高齢者の帰宅願望へのケアの実態
- 高齢者における視力・聴力の変化と気分、日常生活との関連