佐藤 由紀子/講師
氏名
佐藤 由紀子(SATO YUKIKO)[看護学(修士)]
専門分野
- 脳神経看護
- リハビリテーション看護
- 専門看護師教育
担当科目
学部
- 成人看護学概論
- 成人看護学Ⅰ
- 成人看護学Ⅱ
- 成人看護学実習
- 臨床実践の統合
- 統合実習
- 卒業研究
研究課題・テーマ
- 悪性脳腫瘍(神経膠腫)の外科的治療後に高次脳機能障害を有した患者の生活の再構築に関する看護プログラムの検討と評価
- 悪性脳腫瘍(神経膠腫)の患者に寄り添う家族への看護に関する研究
- 高次脳機能障害を持つ対象のリハビリテーション看護に関する研究
研究内容
脳神経看護における看護師の患者・家族支援に関心があります。
神経膠腫(グリオーマ)という悪性脳腫瘍は、近年、医療技術が進歩し、低侵襲手術で高摘出率が望めるようになり、薬物治療や免疫治療など効果の期待される新たな治療も増えてきています。
患者は外来や在宅で治療しながら社会復帰しています。手術後の高次脳機能に関連する症状にとまどい、受け止めながら、社会生活における役割と責任を担っています。一方、再発への不安もあります。
自身の疾患、脳の機能を理解し、暮らしの中で頭・身体・心のバランスを整え、寄り添う家族とともによりよい生活が送れるための看護支援プログラムの開発に取り組んでいます。
神経膠腫(グリオーマ)という悪性脳腫瘍は、近年、医療技術が進歩し、低侵襲手術で高摘出率が望めるようになり、薬物治療や免疫治療など効果の期待される新たな治療も増えてきています。
患者は外来や在宅で治療しながら社会復帰しています。手術後の高次脳機能に関連する症状にとまどい、受け止めながら、社会生活における役割と責任を担っています。一方、再発への不安もあります。
自身の疾患、脳の機能を理解し、暮らしの中で頭・身体・心のバランスを整え、寄り添う家族とともによりよい生活が送れるための看護支援プログラムの開発に取り組んでいます。
主な論文・著書
【論文】
- 佐藤由紀子, 山﨑智子, 内堀真弓, 大木正隆, 本田彰子, 神経膠腫の外科的治療後に高次脳機能障害を有した患者の生活の再編成, 日本がん看護学会誌, 第25巻1号, 5-12, 2011.
- 白井佳代, 田中優子, 佐藤由紀子, 大堀洋子, 坂井志麻, 院内看護師を対象にした在宅医療勉強会の効果の検証 研修前後のアンケート調査より, 癌と化学療法, 38巻Suppl.1, 91-93, 2011.
- 坂井志麻, 大堀洋子, 田中優子, 佐藤由紀子, 渡邉亜美, 藤井淳子, 大学病院における退院支援研修の取り組みと効果, 癌と化学療法、42巻Suppl.1、72-74, 2015.
- 小島操子, 佐藤禮子編, 佐藤由紀子, 看護のコツと落とし穴⑦ がん看護・ターミナルケア 悪性脳腫瘍ターミナル期の夫をもつ妻に対する看護のポイント, 中山書店, 2000.
- 佐藤由紀子, 事例でわかる退院調整の実際 退院に対して抑うつ症状を呈する患者の退院調整, 月刊ナーシング, 第31巻第9号, 102-111, 2011.
- 吉村克美, 大吉真貴子, 中川則子, 小峰咲子, 原沢のぞみ, 谷本奈都実, 佐藤小百合, 吉田ゆき枝, 佐野元洋, 白砂友理絵, 岩本卓水, 木下由香, 佐藤由紀子, 岸川恵子, 大熊あとよ, 鈴木孝司, 吉光喜太郎, 岡本淳, 生田聡子, 村垣善浩, 伊関洋, おしえて!看護のくふう 患者の転倒を防ぐ フローチャートを使ってセンサーコールが必要な患者を判断する, ブレインナーシング, 第27巻8号, 800-804, 2011.
- 佐藤由紀子, 対応困難患者へのケア・コミュニケーション 病気を受容できていない患者と家族とのかかわりの事例, 臨床看護, 第37巻第11号, 1433-1440, 2011.
- 斎藤太一, 新田雅之, 吉村克美, 佐藤由紀子, 村垣善浩, おしえて!看護のくふう 短期集中マスター3 グリオーマのケア夏期講習ICについて理解しよう 緩和ケアを理解しよう グリオーマの患者へのケアで一番大切なこと, ブレインナーシング, 第31巻10号84-89, 2015.
- 大堀洋子, 藤井淳子, 佐藤由紀子, 田中優子, 岡野かおり, 富川由美子, 大学病院の退院調整部門が担う終末期ケアの実際, 地域連携 入退院と在宅支援, 第9巻第1号, 62-68, 2016.
- 浅野美知恵, 奥野滋子編, 佐藤由紀子, 根拠が分かる治療とケアのベストプラクティス, 活用できる社会資源とエビデンス, がん看護, 第24巻2号増刊号, 2019.
- 佐藤由紀子, 神経膠腫の外科的治療後に高次脳機能障害を有した患者の生活体験と看護支援の一考察, 第10回日本認知療法学会 第23回日本サイコオンコロジー学会合同大会, 2010.
- 安田妙子, 山内典子, 山田咲樹子, 三村直美, 小泉雅子, 佐藤由紀子, 栗田直央子, 金子眞理子, 大学病院における複数領域CNS:Certified Nurse Specialist間の協働に関する研究, 第31回日本看護科学学会学術集会, 2011.
- 渡邉亜美, 佐藤由紀子, 大熊あとよ, 丸山隆志, 村垣善浩, 実践報告:スピリチュアルペインをかかえた脳幹部グリオーマ患者の「語りの会」がもたらした効果, 第21回日本意識障害学会, 2012.
- Yukiko Sato , Nursing Consultation by CNS : Redesigning the Social Life of Patient with Neuropsychological Disorder after Glioma Surgery, 第11回世界脳神経看護学会, 2013.
- 坂井志麻, 田中優子, 佐藤由紀子, 白井佳代, 大堀洋子, 特定機能病院における退院支援研修の取り組みと効果, 第9回東京女子医科大学看護学会学術集会, 2013.
- 佐藤由紀子, 実践報告:グリオーマgrade2の患者の社会復帰状況の後ろ向き調査と看護への提案, 第23回意識障害学会, 2014.
- 栗田直央子, 河合麻衣子, 佐藤由紀子, 川野良子, 川野雅資, 末梢カテーテルロックの実施に関する検討, 第12回東京女子医科大学看護学会学術集会, 2016.
- 藤井淳子, 山内典子, 山崎千草, 山田咲樹子, 渡邉亜美, 栗田直央子, 小泉雅子, 小山美樹,佐藤由紀子, 島田いづみ, 末益朝衣子, 高木志帆, 安田妙子, A大学病院における専門看護師の活用の実態調査 部署内で活動する専門看護師に焦点を当てて, 第36回日本看護科学学会学術集会, 2016.
- 佐藤由紀子, シンポジウム: 私の看護の原点とこれからの挑戦 自分の看護の原点とこれからの脳神経看護について考える, 第12回東京女子医科大学看護学会学術集会, 2016.
入学を検討している学生さんへ
看護学は自然の中で生きる人間に深くかかわる学問であり、命の尊さを教えてくれます。科学的な思考だけでなく、言語・文学、哲学思想・宗教、心理、歴史・民俗、表現・芸術などにもつながる学際的な学問です。
看護は人間の生活をとらえ、健康や成長や自立を支えます。
看護を通じてたくさんの人との出会いがあり、たくさんの気づきが生まれます。生涯を通じて学習することは人間性を豊かにしてくれることでしょう。
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