2014年7月14日(月)16:30 - 17:30

理学部5号館　1階　5105

谷口　弘三 氏（埼玉大学大学院理工学研究科）

有機導体の物性では、電子相関が重要な役割をしていると考えられているが、圧力が電子相関を制御するパラメーターであることと有機導体が圧力に敏感であるという事実により、圧力効果やそれと等価な化学置換によって、物性に対する電子相関の役割が議論されてきた。
　本講演では、電子相関効果の直接的な現象であるモット転移と、電子相関に依存するかどうかは自明でない超伝導ゆらぎという二つの題材をとりあげ、電子相関効果を静磁化率測定により調査した結果を紹介したい。



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