物理エンジニアコース
『物理エンジニアコース』は、 日本技術者教育認定機構(JABEE) によって認定された国際的な教育プログラムです。(2004年度) これまでJABEEに認定されているプログラムは、工学系のものがほとんどで、物理・応用物理学及び関連のエンジニアリング分野では、物理エンジニアコースが初めてのものでした。JABEEによる認定は、これまでの東邦大学物理学科が推進してきた教育プログラム(カリキュラム)が公的な第三者機関により国際水準であるとのお墨付きを授けたことになり、その修了生は物理学の基礎をしっかり修めた上で国際水準の技術者として認定を受けたものとして、日本でそして世界でも数少ない存在となるわけです。世界的に見ても、同様のものはイギリスのChartered Physicistだけです。
コース分けは、3年開始時に行われます。 1,2年次は共通教育の期間です。3年開始時にエンジニアコースを選択するのに必要な条件を満たしているかどうかの評価が行われます。そういった意味では、コース選択の時期はともかく、1年次からエンジニアコースを意識した履修計画が必要だということになります。スタートは物理学概論と物理学序説です。
物理エンジニアコースと物理ベーシックコースの違いは後に述べる「学習教育目標」を達成しているかどうかの判定を受けるか否かにあります。基本的には授業の単位取得がそれにあたりますが、本学のエンジニアコースでは、単純に単位が取得できたかだけでなくその内容を問うようにしています。ですから、受ける講義の内容は変わりません。ただし、必修科目はベーシックコースよりも多く設定されています。
4年次には卒業研究を履修します。卒業研究では研究成果をもとに論文を執筆するのに加え、口頭発表も行われます。また、「どのように研究を進めているか 」を定期的に報告するために、週報や月報の提出、中間発表なども課されます。 卒業研究は、まさに4年間の総仕上げとして位置づけられます。なお、卒業研究 はどちらのコースにおいても必修です。
最近10年間の修了者
2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
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プログラム 在籍者数 (3+4年生) |
26 | 21 | 27 | 32 | 35 | 32 | 19 | 24 | 15 | 19 |
修了者数 | 10 | 9 | 6 | 11 | 16 | 10 | 7 | 10 | 6 | 3 |
学科卒業生数 | 72 | 64 | 62 | 63 | 71 | 70 | 72 | 57 | 64 | 63 |