通院しながら受けられる抗がん剤治療
だからこそきちんと知っておきたい、日常生活での注意点などを解説

　がんは、今や日本人の２人にひとりが罹患するといわれるほどとても身近な病気であり、厚生労働省の調査でも、直近10年以上、日本人の死因の第１位となっています。
　主な治療には手術・放射線治療・抗がん剤治療がありますが、中でも抗がん剤は近年薬剤の開発が進み、その効果も上がっています。合わせて、副作用への対策も進んでおり、多くの場合、外来診療に通いながら抗がん剤治療を受けることが可能になっています。
このように通院で治療を受けながら日常生活を送るためには、患者さん自身が抗がん剤についてよく理解する必要があるのはもちろん、家族や友人など周囲の人にも理解してもらうことが重要です。
本公開講座では、抗がん剤治療の効果とその副作用について、また、抗がん剤治療中の日常生活の注意点などについて、わかりやすくお話しします。

【がん化学療法看護認定看護師とは】
日本看護協会の資格認定制度により、主に「がん化学療法薬の安全な取り扱いと適切な投与管理」「副作用症状の緩和およびセルフケア支援」などについて熟練した看護技術及び知識を有すると認められた看護師。東邦大学医療センター大森病院には現在３名在籍し、質の高い看護ケアの提供に努めています。