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プレスリリース 発行No.179 平成22年11月18日

羽田周辺水域環境調査研究  第4回シンポジウム
 「 羽田空港周辺と東京湾の水環境 」  に参加

12月12日(日) 東京海洋大学 品川キャンパスにおいて、羽田周辺水域環境調査研究 第4回シンポジウム「羽田空港周辺と東京湾の水環境 ~調査研究の中間成果報告~」(主催:羽田周辺水域環境調査研究委員会 共催:財団法人 港湾空間高度化環境研究センター)が開催され、東邦大学理学部生命圏環境科学科/東京湾生態系研究センターの風呂田利夫教授が羽田周辺水域環境調査研究委員会委員長として参加します。
「 羽田空港周辺と東京湾の水環境 」  に参加

 今年10月、新国際線旅客ターミナルの開業にともなって新滑走路も供用開始され、本格的な国際化を迎えて注目を集めている羽田空港。羽田空港のすぐ隣には、都会の中に奇跡的に残された広大な干潟「多摩川河口干潟」が存在します。ここは、陸域~河口域・浅場・干潟域~湾域の複雑な自然環境が残っており、多様な生物が生息するワンダーランドともいえる水域です。
 新滑走路は多摩川河口を塞ぐように造られ、そのほぼ半分は桟橋構造になっています。桟橋の下は多数の橋桁がある暗きょとなっており、そのような環境での水質変化や周辺水域の生態系に与える影響は、十分に解明されていません。

 羽田周辺水域環境調査研究委員会では、多摩川河口域における生態系のメカニズムや新滑走路の建設に伴う環境影響を把握するため、様々な分野の研究者と行政・NPO等が協働して調査研究を進めています。これは、「事業主体(ここでは国)が設置した組織(ここでは本委員会)が行う環境影響に関する研究が、新滑走路建設という事業が始まる前から事業完了までだけでなく、事業完了後も継続的に行われる」、という点で新しい取り組みといえます。
 本シンポジウムでは、本委員会でこれまで行ってきた調査研究の成果を紹介し、行政・研究者・NPOおよび一般の方々の間で情報を共有するとともに、東京湾の水環境のこれからについて語り合います。東邦大学からは風呂田教授が「多摩川河口ベントス群集の特徴と東京湾ベントスの多様性保全」と題し発表するとともに、大学院生・学部生が6件ほどポスターによる発表を行います。

羽田周辺水域環境調査研究 第4回シンポジウム

《 羽田空港周辺と東京湾の水環境 ~調査研究の中間成果報告~ 》
主催:羽田周辺水域環境調査研究委員会 共催:財団法人 湾港空間高度化環境研究センター

日 時:2010年12月12日(日) 10:00~16:30 (9:30 受付開始)
会 場:東京海洋大学 品川キャンパス 楽水会館 1F 大会議室 (東京都港区港南4-5-7)
定 員:先着100名
   (12月7日までにお申し込みください。また、定員になり次第締め切らせていただきます)
参加費:無料      ※参加には事前申し込み( FAX or E-mail )が必要です。

●参加申込等に関するお問合せ先
財団法人 港湾空間高度化環境研究センター 第2調査研究部
TEL:03-5408-8298 FAX:03-5408-8747   E-mail:haneda@wave.or.jp
※詳細はhttp://www.wave.or.jp/lecture/schedule/su22/101212_haneda.html

【お問い合わせ先】
東邦大学 経営企画部 広報担当 / 理学部 東京湾生態系研究センター   森上 需
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1   E-mail: press@toho-u.ac.jp
TEL/FAX:047-472-1159    M Phone: 090-8722-8471