プレスリリース 発行No.099 平成21年10月16日
国内初 高校生対象
非密封放射性同位元素を使用した遺伝子発現実験の実施
東邦大学理学部生物分子科学科と東京女学館高等学校との連携教育企画として、本年10月、11月にかけて3回にわたり、授業時間中に非密封放射性同位元素を使用した遺伝子発現実験を実施します。この試みは、サイエンスパートナーシッププロジェクトとして国からの助成を受けて実施されるものです。
東京女学館高等学校では東邦大学理学部と連携して、2007年に我が国で初めて高校生を対象とした非密封放射性同位元素を使用した実験を実施しております。“非密封”とは放射性物質が容器に密封されていない状態であり、試薬として使うことができる状態のものです。この実験は、2005年に改正放射線障害防止法が施行され、少量の放射性同位元素(定義上の放射性同位元素には該当しない量)が高等学校でも使用できるようになったことを受けて実施されたものです。
今回の実験では、遺伝子DNAの情報がRNAに転写されタンパク質に翻訳されることを、放射性同位元素を使って追跡することにより、ノーベル賞学者、F.クリックが提唱したセントラルドグマ説を検証します。この内容は高等学校の学習内容に取り上げられているもので、それを生徒たちが自ら実験し確かめることで、より理解が深くなるとともに科学研究の世界を身近に感じることが期待できます。
この実験は高等学校としては国内初となる試みです。
生物分子科学科では、日本の将来を担う高校生に先端的な実験や講義を経験してもらうため、サイエンスパートナーシッププロジェクトや出張講義などを積極的に行っています。
東京女学館高等学校では東邦大学理学部と連携して、2007年に我が国で初めて高校生を対象とした非密封放射性同位元素を使用した実験を実施しております。“非密封”とは放射性物質が容器に密封されていない状態であり、試薬として使うことができる状態のものです。この実験は、2005年に改正放射線障害防止法が施行され、少量の放射性同位元素(定義上の放射性同位元素には該当しない量)が高等学校でも使用できるようになったことを受けて実施されたものです。
今回の実験では、遺伝子DNAの情報がRNAに転写されタンパク質に翻訳されることを、放射性同位元素を使って追跡することにより、ノーベル賞学者、F.クリックが提唱したセントラルドグマ説を検証します。この内容は高等学校の学習内容に取り上げられているもので、それを生徒たちが自ら実験し確かめることで、より理解が深くなるとともに科学研究の世界を身近に感じることが期待できます。
この実験は高等学校としては国内初となる試みです。
生物分子科学科では、日本の将来を担う高校生に先端的な実験や講義を経験してもらうため、サイエンスパートナーシッププロジェクトや出張講義などを積極的に行っています。
実験は、東京女学館高等学校 生物室で下記の3日間の日程で行います。
第1回 10月29日 10:45 ~ 12:35
第2回 11月 2日 10:45 ~ 12:35
第3回 11月13日 16:00 ~ 17:30(予定)
※取材していただける場合、第1回・第2回時にしていただけると幸いです。
第1回 10月29日 10:45 ~ 12:35
第2回 11月 2日 10:45 ~ 12:35
第3回 11月13日 16:00 ~ 17:30(予定)
※取材していただける場合、第1回・第2回時にしていただけると幸いです。
【お問い合わせ先】
取材に関すること
東京女学館高等学校 阿久刀川 稔 ( 実施主担当者 / 教諭 )
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-7-16
TEL : 03-3400-0867
E-mail : m.akutagawa@tjk.jp
実験の内容に関すること
東邦大学 理学部 生物分子科学科 佐藤 浩之 ( 実験主講師 / 准教授 )
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1
TEL : 047-472-7532
E-mail : hsatoh@biomol.sci.toho-u.ac.jp