「夏の学問体験講座」を行いました
テーマは「自分自身のメンタルに目を向けよう」
本学では、毎年7月と12月に東邦大学付属東邦中学校・高等学校の生徒さんたちを対象にした「学問体験講座」を開催しています。
今年度の夏の講座は、ファミリーヘルス看護領域の精神看護学の教員が「自分自身のメンタルに目を向けよう」をテーマに実施しました。
今年度の夏の講座は、ファミリーヘルス看護領域の精神看護学の教員が「自分自身のメンタルに目を向けよう」をテーマに実施しました。
緊張とは、どんな状態なの?
講座開始で緊張している受講生に、血中の酸素の濃度と脈拍数が測定できる「パルスオキシメーター」という機器を装着してもらい、「緊張すると脈が速くなる」という知識の部分を、数値として確認してもらいました。
安静時の脈拍数は60回/分~80回/分が正常ですが、緊張によって120回/分以上ある受講生もいました。
緊張を解く方法を考えてみよう!
緊張していることが確認出来たところで、「Slido」を用いて受講生に緊張を解くための様々な方法を挙げてもらいました。皆さん積極的にたくさん入力してくれています。
※「Slido」とは、リアルタイムに質問を受け付けたり投票をするなどができるウェブサービスで、本学部の授業でも活用しています。
緊張を解く方法を実践してみよう!
続いて、皆さんから挙がった緊張を解く方法の実践です。
深呼吸をしたり、友達と話したり。写真のお二人はとても楽しそうですね。(写真の掲載は承諾を得ています)
実践前と実践後での脈拍数を比較したところ、楽しく談笑していた受講生の脈拍はやや上昇し、深呼吸をしていた受講生は脈拍が低下していました。深呼吸をすることで副交感神経が刺激され、脈拍数が低下するというメカニズムの説明を受け、受講生は「なるほど~」と納得していました。
思春期の皆さんに向けたメッセージ
最後に、論文や動画の紹介を通して、見たもの、聞いたことが気持ちに影響を及ぼすが、人は目で見たものすべてを正しく認識できているとは限らないということが伝えられました。そして、心の乱れることが多いといわれる思春期の受講生たちに、心が乱れた時には、SOSを出すこと、いろいろな方向から物事をとらえたり、自分の強みを見つけるという心を整える方法について紹介されました。最後に、もしも受講生たちが他の方から相談されたらその人の強みを認めてあげる大事さが紹介されて講義が終了しました。
終始前のめりで受講してくれていた姿が印象的でした。次回の講座も楽しみにしていてください!
終始前のめりで受講してくれていた姿が印象的でした。次回の講座も楽しみにしていてください!