鶴風会館

本学の前身である帝国女子医学薬学専門学校の卒業生は、同窓会「鶴風会」を組織していました。
その事業の一環として、鶴風会館が昭和9年に建設されました。
開館当時には20人あまりが住んでおり、会員の宿泊や会員の諸種の会合等の会場としても使用されたそうです。

木造2階建て、約30室の建物で、共通の浴室、洗面所などがありました。
住んでいた会員のほとんどが、帝国女子医薬専の研究室や付属病院に勤務している人だったそうです。
当時の1か月の寄宿料は5円~だったそうですが、地方会員が宿泊する際には、無料で泊まれました。
昭和19年に建物疎開によって取り壊されるまで、卒業生の集いの場として、使用されていました。

投稿者:スタッフ

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