大森病院
2017年02月09日
東邦大学医療センター大森病院は、本学の前身である帝国女子医学専門学校開校と同年の大正14年に帝国女子医学専門学校付属病院として開院しました。
10周年を迎える昭和10年までには、新設と増築を行い、第1~3病院が完成し、より充実した医療を提供できるように陣容が整えられていきました。
第1病院は、地階1階地上3階の鉄筋コンクリート建で、劇場の様な丸みを帯びたタイル張りだったそうです。16年程前まで残されていた建物ですので、記憶にある方もいらっしゃるでしょうか?
第2病院は、3棟からなる木造2階建で、療養所といった感じの家庭的なものだったそうです。
第3病院は、木造2階建で、大衆的な感じで午後3時~6時までの夜間診療を行っていたそうです。
病院に就職した卒業生もおり、「高峯」にも病院紹介がたまに掲載されています。
昭和10年の「高峯」には、医局だよりとして、小児科・眼科・外科・内科・産婦人科の様子が掲載されています。
送り出す人、迎える人と人の入れ替わりはありますが、母校の病院に勤める卒業生はみな、元気に働いている様子が伺えます。本学・病院の発展には、卒業生の力が大きな原動になったといえるでしょうね。
投稿者:スタッフ
カテゴリー:資料室近状