企画展—補足②「学校医学」と「自然療法」 豊による大気安静栄養療法の実践
2022年09月14日
1920年、豊が鎌倉に開設したサナトリウム「額田保養院」では「大気安静栄養療法」が実践されていました。サナトリウムは結核患者の療養施設として認識されていますが、元はアルコール依存や薬物依存、不眠、神経疾患も治療する場所でした。日本で結核の特効薬「ストレプトマイシン」が流通し始める1950年代以前、額田保養院において「大気安静栄養療法」に則った生活を患者に実践させ、健康を取り戻す取り組みが行われていました。