東邦大学額田文庫所蔵

額田文庫デジタルコレクション

温疫論 2巻(存1巻) / 呉又可著

オンエキロン 2カン ゾン1カン

出版地・出版者
東都(江戸) 前川六左衛門
出版年
天明8年 [1788]
冊数・大きさ
1冊(巻之一を欠く), 255mm
注記
外題 : 温疫論再刻坤
奥付に、明和七庚寅歳五月原刻 天明八戌申歳十月再刻 とあり。

 三宅 秀(みやけ・ひいず 1848-1938)は三宅艮齋(神田お玉ヶ池種痘所開設に関わった蘭方医)の息子で、1863年(文久3年)の遣欧使節の随行者として渡欧し、帰国後ヘボンに英学を、ウェッダーに医学を学ぶ。加賀藩にて英書翻訳や英学教授に従事した後、1870年(明治3年)より大学に出仕し病理学専任教授となり、1881年(明治14年)初代の東京大学医学部長となった。
本書は教鞭をとっていた東京大学医学部の病理学の教授書としてかかれたもので、当時の病理学教科書のスタンダード書であった。代表的な全身の疾患を系統別に解説した構成となっており、発症の原因や臨床症状、治療法が記されている。
本書と同時期に総論にあたる『病理総論(6巻)』を出版しているが、本文庫に所蔵されているのは各論のみである。
本文庫の各巻には額田ご兄弟の父君篤太氏の印が押されているが、氏は1880年代に東京大学医学部別課第6期生として在籍していたことから、実際に著者の講義を受講する際のテキストとして使用した可能性も考えられる。

額田文庫の書名表記について

当サイトでは各種ブラウザでの誤表示を避けるために一部実際の書名と異なる文字で表記している場合があります。

戻る