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夏休みを迎えるにあたっての注意喚起

学生各位:
令和3年7月30日
学長 高松 研

 7月も終わりを迎え、暑さもいっそう厳しくなる中、学部・研究科、学年によっては春学期の定期試験や課題提出等も終え、すでに夏休みを迎えている学生の皆さんも多いと思います。
 東邦大学では春学期、度重なる緊急事態宣言の発令下においても、教育効果や学生同士のつながり、建学の精神である「自然・生命・人間」に基づいた豊かな人間性を涵養する観点等から、演習、実習などを中心に、キャンパス内での対面形式による授業を展開して参りました。この間、大学内において新型コロナウイルス感染症への感染事例はなく、これは学生の皆さんに徹底した感染予防対策を継続いただいた成果だと考えております。授業以外においても、オンラインを活用した課外活動の実施や会食の自粛等もご協力いただきました。
 東邦大学の学生として、高い倫理観と社会的責任感をもって行動いただいた学生の皆さんに、改めて感謝申し上げます。

 さらに本学は現在、ワクチンの大学拠点接種校として、習志野キャンパスにおいて学生・教職員はもちろん、留学を予定している方や近隣教育機関・企業の方等に対するワクチン接種が順調に進んでおります。このように自然科学系総合大学としての使命を果たせていることは、学生の皆さんのご理解、ご協力があってこそだと考えます。

 しかしながら報道等でご存知の通り、東京都を中心として全国的に感染が拡大し、医療体制のひっ迫がすでに起き始めています。特に、従来に比して感染力が強く、年齢に関係なく重症化のリスクが高い変異株(デルタ株)がまん延し、20代、30代といった若年層の感染割合が増加しています。緊急事態宣言も8月2日より、首都圏三県・大阪府にも拡大して発令される見通しです。
 一方、ワクチン接種は変異株に対しても、二回接種後には有効性を示す研究結果も報告されているなどと評価・分析されていますが、免疫がつくまでには一定の期間を要し、免疫がついても発症予防効果は100%ではありません。さらに、ワクチンを受けた方から他の方への感染をどの程度予防できるか、明らかになっていないことも多くあります。

 そのため夏休みの過ごし方について、改めてお願いをいたします。繰り返しとなりますが、ワクチン接種の有無に関わらず、密集・密接・密閉の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行、飲食時の発語・会話を控える等、感染予防対策を徹底して継続ください。このことが、自身の感染リスクを下げる(個人防衛)だけでなく、家族・友人(集団感染)の感染リスクを下げ、そのことが社会全般の感染を防ぎ(社会防衛)、重症化を防ぎ、命を救うことにつながります。
 また、感染拡大防止対策を適切に行う観点から、夏休み期間中であっても発熱時や感染の疑いがある場合、濃厚接触者になった場合等は、速やかに健康推進センターへ連絡してください。

 秋学期に、元気な皆さんとキャンパスでお会いすることを、教職員一同、楽しみにしています。安全・安心な学生生活を送るためにも、気を緩めることなく、皆さまのいっそうのご理解とご協力をお願いいたします。

その他質問事項等がございましたら、本学で設置している「新型コロナウイルス感染症に関する学生相談窓口」* をご活用ください。
* 本学から発行しているGmailアカウントにログインの上、お問い合わせください。