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教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

 カリキュラム・ポリシーとは、ディプロマ・ポリシーを達成するために必要な教育課程の編成や教育内容、教育方法、評価方法についての基本的な考え方を示したものです。東邦大学では、全学の学士課程のカリキュラム・ポリシーに基づき、各学部のカリキュラム・ポリシーを定めています。
 東邦大学では、建学の精神と教育の理念のもと、「高い倫理観と豊かな人間性をもって、自然と生命の科学で社会に貢献する人材」を育成するため、以下の方針により教育課程を編成します。

  • 1.知識・技能と課題解決力
     主に専門基礎教育科目・専門教育科目により、自然・生命科学分野の専門的知識・技能を修得し、論理的思考に基づいて問題を解決できる能力を養成します。
     そのための学修方法として、アクティブ・ラーニングを積極的に取り入れます。


    • 2.共生型リーダーシップ
       主に総合教育科目、専門教育科目により、他者との信頼関係を築き、協働できる力を涵養します。
       そのための学修方法として、アクティブ・ラーニングを積極的に取り入れるとともに、他学部との交流授業を活用します。また、プレゼンテーション等の機会を提供し、地域・企業と協働で行われる授業(フィールドワーク、インターンシップおよび病院等の臨地実習を含む)を積極的に導入します。


      • 3.社会的責任感・倫理観
         総合教育科目やキャリア教育により、社会における責任を自覚し、倫理観に基づいて行動できる力を養成します。
         そのための学修方法として、地域・企業と協働で行われる授業(フィールドワーク、インターンシップおよび病院等の臨地実習を含む)を積極的に導入します。


        • 4.科学的探究心・自己研鑽
           卒業研究やキャリア教育により、自然・生命科学分野の問題を自ら発見し探究することができ、生涯にわたり自己研鑽できる力を養成します。
           そのための学修方法として、アクティブ・ラーニングを積極的に取り入れるとともに、フィールドワーク等の地域・企業と協働で行われる授業を積極的に導入します。


          • 5.国際性・多様性
             主に総合教育科目や外国語教育(国際化教育)により、国際的視野を持ち、多様な価値観を理解し、尊重できる力を養成します。
             学修方法として、アクティブ・ラーニングを積極的に取り入れ、他学部との交流授業を活用します。


          • ◇教育課程の考え方
             本学の教育は学修成果基盤型教育によって実施します。このため、各講義・演習・実習では明確な到達目標を設定し、これを達成するための体系的な学修ができるようにカリキュラムを編成しています。また学修成果を客観的に評価することで、教育内容や手法の改善を行っています。

教育内容

  • 総合教育科目:
    豊かな人間性と高い倫理観を涵養すること、異文化・習慣といった多様な価値観を尊重する姿勢と国際的視野を獲得すること、職業人としての高い使命感を持ち、社会へ貢献し続ける態度や姿勢を涵養すること等を目的として、大学全体および学部ごとに総合教育科目を開講しています。総合教育科目では、学部の専門性によらず学生全員が卒業時に身につけるべき共通の汎用的能力「東邦スタンダード」を修得します。

    ※東邦スタンダード
    ・高い倫理観や社会的な責任感をもって、自己研鑽に努める態度
    自己・集団・社会に対する理解を深め、社会の中で生きる人間として、あるべき倫理観・責任感を理解した上で、常に自己を見つめ、生涯にわたって研鑽に努める態度を身につけます。
    ・確かな知識に基づき複眼的・論理的に思考し、表現・発信する力
    専門以外の学問分野の学びを通じ、すべての学びの基本となる論理的な思考力とともに、物事に対する多角的な視点を養い、その結果得た自らの考えを言語化し、伝える力を身につけます。
    ・多様性の理解と他者を尊重・信頼し、協働する力
    多様な文化や思想、価値観を受容・理解した上で、他者とコミュニケーションし、主体的に課題を解決するため協働する力を身につけます。
  • 専門基礎教育科目:
    講義・演習を中心とし、自然・生命科学分野の専門的な知識と技能を修得するための基盤となります。
  • キャリア教育:
    職業人としての高い使命感を持ち、社会へ貢献し続ける態度や姿勢を涵養するために、キャリア教育を実施します。
  • 卒業研究:
    生涯学び続ける態度や姿勢を身につけ、科学的探求心を涵養することを目的として、各専門分野における卒業研究を実施します。
  • 外国語教育(国際化教育):
    ネイティブスピーカーの教員による少人数・能力別語学教育や海外研修等を実施します。

学修方法

  • アクティブ・ラーニングを積極的に取り入れ、プレゼンテーション等の機会を提供することで、能動的に学びながら他者と協働する姿勢や情報発信力を養成します。
  • 地域・企業と協働で行われる授業(フィールドワーク、インターンシップおよび病院等の臨地実習を含む)を積極的に導入することで、職業人としての責任感を向上させ、実践力を獲得し科学的探究心を醸成します。
  • 他学部との交流授業により、他者と協働する姿勢や多様な価値観を尊重する姿勢を養成します。

評価方法

  • 学修成果の評価は、シラバス等に明記して学生に周知し、学修成果を厳格かつ公正に評価します。
  • 全ての開講科目について成績評価を行います。成績評価にあたっては、定期試験、レポート等の課題、プレゼンテーション、授業態度等、それぞれの学修目標の到達度を適正に評価するための方法および基準を定めます。特に、知識だけではなく技能や姿勢・態度の修得・醸成を行う演習・実習科目、地域・企業と協働で行われる授業(フィールドワーク、インターンシップおよび病院等の臨地実習を含む)、卒業研究等については、必要に応じてルーブリック等を用い、科目の学修目標や修得すべき資質・能力に合わせた学修成果の評価を行います。
  • さらに、教育課程ごとの特性に応じて、アセスメントプランによる評価、学修ポートフォリオ等を活用します。
2024年4月1日改正