理学部物理学科

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講義レポート

理学部物理学科3年生の場合

素粒子物理学の基礎となっている量子力学─ミクロの世界の物理法則を学べます

理学部物理学科3年生の場合

目に見えない世界を探る
19世紀頃、古典力学では説明することのできない現象が出てきました。それを説明する為に生まれたのが量子力学です。これはミクロの世界の現象を説明しようとした理論で、自然現象を根底から説明するために必要です。わたしたちの身体や周囲のものの存在も量子力学抜きでは考えられませんし、レーザーや半導体も量子力学の応用です。また、宇宙の成り立ちなどの根本的な問題にも迫っていけるところが魅力的です。

講義内容は比較的高度ですが、1年生の時から築いてきた土台があるので、なんとか理解することができます。先生の板書は少し早めですが、細かなところまで教えてもらえます。授業で分からなかったところも、「量子力学演習A」の時間に復習も兼ねて演習していくので疑問を解決することができます。また、授業以外でも気の合った仲間同士で週に2~3回ほど勉強会を開いています。一緒に勉強するとお互いに分からない部分を補足し合うことができるので、効率的に勉強できます。
科学の最先端を自分の手で
原子・原子核を構成しているものや電子・ニュートリノなどはクォーク・レプトンなどの基本粒子で、素粒子といいます。 この勉強は、科学の謎を解き明かしていくことにつながります。東邦大学では、その最先端の研究に携わることができます。
もしも4年生の卒業研究で素粒子関連の研究室に入ることができたら、大学院へ進学してさらに勉強を続けたいと思います。 一生の間、ずっと物理に関わっていけたら最高ですね。

身に付けた知識を再確認するための物理学実験─最先端の研究に用いられている実験装置を使います

難しくなるほど興味深い物理学
物理学を学ぶわたしにとって、実験の時間は実に楽しいひとときです。これまでに得たさまざまな知識を実験で再確認することによって、理解を深めることができるからです。「物理学実験ⅢA/ⅢB」は2年生までの実験とは異なりとても高度な内容で、ときには実験装置を組み立てるだけで1時間以上かかってしまうこともあります。例えば光が真空中から空気中に入るときの屈折率を調べる実験では、マイケルソン干渉計を用いてデータを取り終わるまでに数時間も費やしました。

興味深かったのは、シュリーレン写真の実験です。空気の密度変化を可視化する装置を用いるのですが、普段決して見ることができない温風の動きを初めて見たときはちょっぴり感動しました。このように実験は専門性が高まれば高まるほど興味深いものになっていきます。3年生になって実験が難しくなればなるほど、ますます物理学の魅力にとりつかれています。
イメージ写真

実験を中心とした学生生活
金曜日の実験を終えると、翌々週の木曜日にはレポートを提出しなくてはならないので、自ずと生活は実験を中心に回ることになります。レポートは実験の手順から結果、考察まで図表やグラフを用いて10数枚にまとめます。なかなか大変ですが、自分にとって興味のあることなので、毎週楽しく取り組んでいます。卒業研究では宇宙、素粒子あるいは物性理論の研究室に入り、修士に進んで最先端の物理を理解できるレベルまで自分を 高めていきたいと思っています。

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