理学部物理学科

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国立天文台 体験研究 体験記
東邦大学 理学部物理学科 3年 島村匠

 私はこの度総合研究大学院大学(総研大[1])天文学コース[2]である国立天文台[3]で毎年実施されている1か月間の夏の体験研究、サマーステューデントプログラム(サマステ)[4]に参加しました。
 私は大学入学以前から天文学に興味があり、大学院以降でも天文学の道に進もうとしています。そんな中、国立天文台のwebサイトを閲覧していた際、偶然にも総研大とサマステの情報を見つけ、応募しました。応募に際して、志望理由についてと学生生活で力を入れたことや授業について書く必要があります。また大学の指導教員からの推薦書を書いていただく必要があります。全て揃えた後、申し込みでは希望の指導プランを第三希望まで入力し、応募します。私は第一志望の原始星ジェットについての研究[5]に参加することができました
 実際にサマステが始まると、指導教員の方が研究内容について紹介、説明してくださりました。最初は観測データに触れながら今何をしているのか、何を見ているのか、どういうことをしていきたいのかを教えていただきました。結果が少しずつ出てきた時に、同じくサマステに採択された他大学の方や指導教員の方々と議論をし、今後どういう方向性でそれぞれ研究を進めていくかを決めていきました(図1参照)。
 サマステ参加期間中には同室で他の体験研究をしている学生や同じ建物内にいる大学院生の方々との交流ができ、各々の研究内容やどんなことをモチベーションで研究に挑んでいるのかなどを話すことができました。他にも主催者がサマステ生全体でのお茶会を開催してくださり、関わりの少なかったサマステ生との交流もできました。このような機会のおかげで天文学を様々なアプローチで志す仲間に出会う良い機会を得られました。
 最終日には成果報告会があり、10分間の口頭発表をしました(図2参照)。今回のサマステでは28人の参加者がいましたが、各々素晴らしい成果を報告されていました。
 私は今回得られた成果はあくまで途中経過で、今後は論文執筆を目標に研究を継続していきたいと思います。サマステは、短い期間内で多くのことを学ぶことができた素晴らしいプログラムでした[6]。
 最後に、貴重な機会を提供してくださった国立天文台の皆様、ご指導いただいた受け入れ教員の皆様、共にサマーステューデントプログラムに参加し解析をした友人に心から感謝申し上げます。

[1] https://www.soken.ac.jp/
[2] https://guas-astronomy.jp/
[3] https://www.nao.ac.jp/
[4] https://guas-astronomy.jp/ss.html
[5] Takahashi et al. 2024, ApJ, 964, 48T
[6] 本研究は2025年度国立天文台・総合研究大学院大学サマーステューデントプログラムの援助を受けて行われた。

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