2017年度物理学科コロキウム(12月20日)
日時
2017年12月20日(水)16:30 - 17:30
場所
理学部5号館 2階 5208
講師
松尾 宏 氏 (国立天文台先端技術センター)
開催内容
光子の統計情報を用いた天体観測手法について(量子光学的天体観測手法)
1950年代に用いられたハンブリーブラウンとツイスの天体干渉計(強度干渉計)は、星から届く光子の統計的性質を応用した観測手法であった。そもそも、量子光学の研究分野はこの強度干渉計を理解するところから始まった。 高速で電波光子の計数を行うことで得られる情報は多い。たとえば、宇宙背景放射の光子を受けて統計を調べたら、高い精度で熱平衡からのずれを見ることができる。熱放射源の光子はお互いに集まる性質があり(光子バンチ)、これを使って天体画像合成が可能となる。超長基線干渉計の感度が7桁も向上する可能性がある。
※松尾氏は、連携大学院・外研の受け入れ教官でもあります。学部生の出席も歓迎します
※松尾氏は、連携大学院・外研の受け入れ教官でもあります。学部生の出席も歓迎します
他学部、他学科の教員、学生のみなさんの聴講も大歓迎です。
お問い合わせ先は物理学科コロキウム係:大江純一郎 junichirou.ohe(atmark)sci.toho-u.ac.jp (atmark)は@です。
お問い合わせ先は物理学科コロキウム係:大江純一郎 junichirou.ohe(atmark)sci.toho-u.ac.jp (atmark)は@です。