2016年度物理学科コロキウム(2016年7月13日)
日時
2016年7月13日(水)16:00 - 17:00
場所
理学部5号館 2階 5210
講師
佐々木 千尋 氏 (ポーランド、ヴロツワフ大学)
開催内容
量子色力学とその物性
我々の身のまわりにある物質は、ビッグバン以降の宇宙の時間発展と 共に様々な過程を経て生成された。宇宙初期の高温状態や中性子星 内部の高密度状態は、どのような物性を示すのだろうか?これら極限 状態の物質は、どのようなメカニズムで形成されるのだろうか? これらの疑問に答えることが、現代高エネルギー物理学の中心的な 課題である。
原子核は陽子と中性子から構成されており、それら核子は更に小さな 粒子、クォークから成る。このような多体系の基礎理論を量子色力学 と呼ぶ。しかし、原子核のスペクトルを直接得ることは困難である。 これは基礎理論の持つ対称性が動的に破れているためで、破れの パターンが物質の相を特徴づけるのに本質的役割を果たす。
このコロキウムでは、現在の物質観と基礎理論の果たす役割を概観し、 今後の課題と展望を紹介する。
原子核は陽子と中性子から構成されており、それら核子は更に小さな 粒子、クォークから成る。このような多体系の基礎理論を量子色力学 と呼ぶ。しかし、原子核のスペクトルを直接得ることは困難である。 これは基礎理論の持つ対称性が動的に破れているためで、破れの パターンが物質の相を特徴づけるのに本質的役割を果たす。
このコロキウムでは、現在の物質観と基礎理論の果たす役割を概観し、 今後の課題と展望を紹介する。
他学部、他学科の教員、学生のみなさんの聴講も大歓迎です。
お問い合わせ先は物理学科コロキウム係:大江純一郎 junichirou.ohe(atmark)sci.toho-u.ac.jp (atmark)は@です。
お問い合わせ先は物理学科コロキウム係:大江純一郎 junichirou.ohe(atmark)sci.toho-u.ac.jp (atmark)は@です。