2013年度物理学科コロキウム(2013年6月12日)
日時
2013年6月12日(金) 15:00 - 16:00
場所
理学部5号館 2階 5207
講師
小宮山 進 氏(東京大学 名誉教授)
開催内容
テラヘルツ領域の新しい近接場顕微鏡
新しいタイプの顕微鏡についてその機構、およびその顕微鏡を通して見えてきた物質の新たな側面について話します。従来の顕微鏡では試料を光で照射し、照射光に対する試料からの反射波・散乱波や蛍光などを観測します。ここで紹介するのはそれとは異なり、試料には一切外から光を照射しません。試料が自ら発する光(電磁波)をナノメートルオーダーの超高分解能で観察します。そんな顕微鏡はどこにも存在しないので、超高感度の検出器の開発から始める必要がありました。さらに波長の100分の1以下という超高分解能を実現するために独自の近接場技術の仕組みを自前で作る必要もありました。10年以上かかったそんな開発の経緯を簡単に紹介し、顕微鏡の仕組みを説明してから、最後に顕微鏡を使って分かってきた物質の一側面についてお話します。
他学部、他学科の教員、学生のみなさんの聴講も大歓迎です。
お問い合わせ先は物理学科コロキウム係:大江純一郎 junichirou.ohe(atmark)sci.toho-u.ac.jp (atmark)は@です。
他学部、他学科の教員、学生のみなさんの聴講も大歓迎です。
お問い合わせ先は物理学科コロキウム係:大江純一郎 junichirou.ohe(atmark)sci.toho-u.ac.jp (atmark)は@です。