2013年1月21日（月）　16:00 - 17:00

理学部5号館　2階　5205

花栗 哲郎 氏（理化学研究所）

トポロジカル絶縁体は、バルクは絶縁体でありながら、表面に強固な金属状態を有する特異な物質である。この表面金属状態の電子は質量の無いDirac電子であり、様々な機能の舞台となりうることが指摘されている。しかし、現実の物質は、避けがたい欠陥によってバルクに大量のキャリヤがドープされた縮退半導体であり、輸送特性から表面状態の寄与を抜き出すことが困難である。我々は、表面に敏感なSTM/STSを用いてトポロジカル絶縁体の表面状態の研究を行っている。特に、Dirac電子の性質が顕著になる磁場中での性質について議論する。

他学部、他学科の教員、学生のみなさんの聴講も大歓迎です。

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