日紫喜研究室
研究室紹介:「健康な社会を拓くための分子医療情報学の研究」
生命のしくみを遺伝子レベルで説明する分子生物学が進歩しましたが、それを人々の健康増進にどう役立てるかに注目が集まっています。この橋渡しのためには、様々な情報を統合して医療に役立てる医療情報学が重要です。医科学研究と健康増進とを医療情報学でつなぐ「分子医療情報学」をおこなうための情報統合方法を研究し、実践していきます。
研究内容
健康増進を支援するための情報技術の利用
適切な運動をおこなうなど、生活習慣を改変することが必要な人々は、しばしば、さまざまな理由で動機づけが乏しいことがあります。自分の健康状態の理解と、生活習慣の健康への効果についての知識の習得とを支援することを通じて、適切な自己評価と運動などの動機づけをめざします。また、多くの人が利用しやすい簡便な健康増進方法の研究をおこないます。
適切な運動をおこなうなど、生活習慣を改変することが必要な人々は、しばしば、さまざまな理由で動機づけが乏しいことがあります。自分の健康状態の理解と、生活習慣の健康への効果についての知識の習得とを支援することを通じて、適切な自己評価と運動などの動機づけをめざします。また、多くの人が利用しやすい簡便な健康増進方法の研究をおこないます。
発見のための医学情報の統合的な利用
医学研究者は、文献からの断片的な情報をつなぎ合わせたり、公開された遺伝子データから新たな規則性を見出したり、さらには分子間の関連のネットワークをシミュレーションしたりすることによって、研究のいとぐちを見出そうとしています。新たな発見に近づくかもしれない探索方法の開発をめざします。
医学研究者は、文献からの断片的な情報をつなぎ合わせたり、公開された遺伝子データから新たな規則性を見出したり、さらには分子間の関連のネットワークをシミュレーションしたりすることによって、研究のいとぐちを見出そうとしています。新たな発見に近づくかもしれない探索方法の開発をめざします。
医学コミュニケーション支援
コミュニケーションがうまくいかないことは、しばしば、もっている知識の種類が極端に異なることによって生じます。例えば、異なる医学・生物学の領域の専門家どうし、あるいは、医師と患者との間でのコミュニケーションの齟齬の一部は、そのような知識のギャップが原因である可能性があります。知識を、根拠となる文献の該当箇所で表現し、規準となる知識体系に関連付け、互いに共有する方法を探究することを通じて、コミュニケーションの促進をめざします。
コミュニケーションがうまくいかないことは、しばしば、もっている知識の種類が極端に異なることによって生じます。例えば、異なる医学・生物学の領域の専門家どうし、あるいは、医師と患者との間でのコミュニケーションの齟齬の一部は、そのような知識のギャップが原因である可能性があります。知識を、根拠となる文献の該当箇所で表現し、規準となる知識体系に関連付け、互いに共有する方法を探究することを通じて、コミュニケーションの促進をめざします。
所属教員