海洋生態学研究室
研究室紹介
生命の揺籠となった海洋には多様な生物が暮らしています。私たちは “なぜ、生物の多様性が生まれるのか?”、 そして “どのように、生物の多様性は維持されているのか?” といった、生態学・進化学・多様性科学における謎の解明を目的に研究を進めています。
研究内容
- 多様性を生む進化:海域で生じた種分化・多様化の謎を解く
- 生態と遺伝子の関係:遺伝子の違いに関わる生態的要因を探る
- 生物の地理的変異:多様な形質の地理的な差異と、その要因を探る
- 東京湾の自然史:大都会に生きる生物の実態を理解する(東京湾生態系研究センター)
- アジア〜日本列島の生物相:未知の多様性を探索し、記載する
所属教員
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学生の皆さんへのメッセージ
多彩かつ精緻な生命現象の一般性・普遍性を理解するためには、野外観察を端緒とした自然史第一の姿勢、すなわち多様な生物がもつ固有性・特殊性に対する観察眼・洞察力を養うことが不可欠です。一方で野外での解像度を高めていくために、私たちは多くの先人たちが蓄積してきた知識を論文・図鑑・書物から吸収する必要があります。生命圏環境科学科の講義や実習を通して幅広い分野の知識を学びながら、自身が心から面白い、興味深いと思える現象と出会うことを願っています。在学中に培うことのできる多角的な能力を土台として、より専門的に学びを深めながら研究を進めていく過程を何よりも楽しむこと、これが当研究室のモットーです。 主体的に研究課題へ取り組み、学生生活を謳歌することを歓迎します。