古倉研究室
研究内容:上皮間葉転換と遺伝子発現制御機構
「がん」という病気の恐ろしい点の一つに、転移・再発をすることがあります。近年、がんの転移・再発が起きる際には上皮間葉転換という現象が重要な役割を果たすことがわかってきました。がんの初期では、もとの組織で一団となっていたがん細胞が、がんの後期で悪性化すると運動性を獲得します。その結果、別の組織へ移動できるようになります。上皮間葉転換を起こしたがん細胞は、運動性の獲得、細胞死の抑制、抗癌剤への耐性など、悪性化の性質を示します。
上皮間葉転換に伴い、細胞は性質を大きく変え、発現する遺伝子も変化します。この時、遺伝子発現の制御機構もゲノム全体で変化することがわかってきました。私たちは基礎研究の立場から、上皮間葉転換のメカニズムの解明を進めていきます。
上皮間葉転換に伴い、細胞は性質を大きく変え、発現する遺伝子も変化します。この時、遺伝子発現の制御機構もゲノム全体で変化することがわかってきました。私たちは基礎研究の立場から、上皮間葉転換のメカニズムの解明を進めていきます。
所属教員
