植物生態学研究室
研究内容
日本では湿潤・温暖な夏に支えられて森林群落が卓越し、草原は高山や海岸といった環境条件の厳しい場所、草刈りや火入れ等によって遷移の進行が妨げられる場所でわずかながら維持されています。しかし近年、高山帯では温暖化あるいは高山に進出してきたシカの食圧による植生変化が懸念されています。一方、人為的干渉によって維持されていた低地の半自然草原は、人々の生活スタイルの変化により人為攪乱が加えられなくなり減少しつつあります。これらの草原生態系において、植生変化を早期に捉える試み、そして草原に依存する種の生態学的・集団遺伝学的研究を行っています。
所属教員
下野准教授・研究室紹介動画(2023年6月公開、学生が撮影・編集)
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