数理知能科学コースの教育内容
教育方針
1年次は、情報科学科共通科目として、数理基礎科目、コンピュータ基礎科目、教養科目を学びます。数学は好きだが苦手という人のためのリメディアル教育に加え、低年次からの特別ゼミを設けて、向学心の強い学生の要望に応えるようにしてあります。木に例えるなら、根の部分。地に足の着いた基礎を固める時期です。
2、3年次は、数理構造、知能計算、行動科学の3分野からの専門科目を学びます。バランスよく勉強するのもよし。その分野のスペシャリストを目指すのもよし。木に例えるなら幹の部分。しっかりとした幹を育てます。
4年次は、卒業研究。研究室を選び、その先生のもとで卒業論文を書きます。ここで学生は多くのことに気付き、学びはずです。卒業後、花や実を付けるのは、あなた自身。時間がかかるかも知れません。一人でも多くの学生が、情報科学科を選んでよかったと思えるような教育を目指しています。
学習分野
数理構造系
代数学、解析学、幾何学、確率論など、数理の基礎を学びます。さらに深く勉強し、数理のスペシャリストを目指します。
知能計算系
コンピュータが計算をするのは、人がものを考えるのに例えられます。コンピュータの計算のしくみや、人が考える、学習するとはどういうことかを勉強します。
行動科学系
人の営みに関わる具体的な現象や問題を主に数理モデルを通して理解、分析する能力を養います。