信号処理
Signal Processing
担当教員 伊藤 登
授業目的
信号とは、重要な情報をもつ物理量のことであり、体温、心電図、音声、画像、映像などは信号の例である。信号処理とは、信号から重要な情報を抽出したり、信号を加工して変形させたりする操作である。我々は日常生活の中で、何らかの形で様々な信号処理の恩恵を受けている。信号のスペクトル解析とは、信号の中にどのような周波数成分(正弦波)が入っているかを調べることである。周波数成分の分布が分かっていれば、重要な情報を抽出することができ、雑音のような不要な成分を除去することも可能である。信号のスペクトル解析は信号処理に最も重要な基本技術の一つであるため、信号処理分野への挑戦はまずここから始めなければならない。「信号処理」の授業では、連続時間信号と離散時間信号のスペクトル解析を習得することを目的とする。
授業内容
本授業では、主に連続時間周期信号のフーリエ級数展開、連続時間非周期信号のフーリエ変換・逆変換、離散時間信号のフーリエ変換・逆変換と標本化(サンプリング)定理について講義する。
関連科目
基礎解析I、基礎解析II
教科書・参考書
【教科書】
特に指定しないが、授業中ちゃんとノートをとることが望ましい。
【参考書】
信号処理入門(佐藤幸男著、オーム社出版局)
特に指定しないが、授業中ちゃんとノートをとることが望ましい。
【参考書】
信号処理入門(佐藤幸男著、オーム社出版局)
評価方法
レポート・期末試験への配点はそれぞれ3割・7割とする。
オフィスアワー
木曜日 13:00~18:00(4531教室)