線形システム
Linear System
担当教員 伊藤 登
授業目的
「ディジタル信号」や「ディジタル通信」のような言葉が最近流行っている。「ディジタル」の世界はいわゆる「0」と「1」の世界で、ディジタルコンピュータに代表されるディジタル回路の中で、すべての情報は「0」と「1」の集まりで表現され、処理される。安価で高速なディジタルシステムの出現は画像・映像のような信号処理、情報通信、計測制御、医療、地球科学、天文学などの分野に画期的なIT革命をもたらしている。従来のアナログシステムと比べ、ディジタル方式は柔軟性、高処理精度、高安定性と再現性などの優れた特徴を持っているため、従来のアナログ方式で実現不可能だった情報処理をも容易に実現できる。本講義では、ディジタルシステムの代表であるディジタルフィルタを中心に話を進めて行く。ディジタルフィルタの概念と働きを紹介し、現実の世界に存在するアナログ信号をどのようにディジタルフィルタのようなディジタルシステムを用いて処理するかを理解してもらう。
授業内容
本講義では、ディジタルフィルタの構成と働き、及び現実の世界に存在するアナログ信号をどのようにディジタルフィルタを用いて処理するかについて紹介する。特に、ディジタルフィルタの特性解析と設計に必要なz変換、差分方程式と伝達関数を講義する。
関連科目
信号処理
教科書・参考書
【教科書】
特に指定しないが、授業中ちゃんとノートをとることが望ましい。
【参考書】
MATLAB対応ディジタル信号処理(樋口・川又共著、昭晃堂)
特に指定しないが、授業中ちゃんとノートをとることが望ましい。
【参考書】
MATLAB対応ディジタル信号処理(樋口・川又共著、昭晃堂)
評価方法
レポート・期末試験への配点はそれぞれ3割・7割とする。
オフィスアワー
木曜日 13:00~18:00(4531教室)