理学部情報科学科

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学科のご紹介

ごあいさつ

学科主任 数藤恭子

現代社会は、インターネットや社会基盤など、生活のあらゆる面を情報技術に支えられています。Chat-GPT等の生成系AIも一般的に利用されるようになり、世の中は更なるスピードで進化し続けています。これに伴い、情報漏洩等のセキュリティの問題や、情報改ざん等のリスクも増加し、正しい知識を持ったIT技術者やソフトウェア開発者、情報リテラシー教育に貢献できる教育者の存在は、今まで以上に重要です。本学科では、このような社会で活躍できる人材を育てることを目指しています。

本学科は、理学部の一学科です。理学部における情報科学科とは、信号処理技術や機械学習技術、データサイエンスといった、コンピュータサイエンスに位置付けられる技術と共に、それらの根本となる数学理論を扱うことが特徴です。1年では、プログラミングの基礎や、解析学や代数幾何などの数学の基礎を学びます。2年からはメディア生命科学コース、数理コースの2つのコースに分かれ、専門性を深めます。3年生で選択することができる専門科目は、バイオインフォマティックスから人工知能、情報セキュリティや金融工学まで多岐にわたります。

本学科の特色ある授業として、メディア生命科学コースでは、2年生と3年生が一緒に各研究室でCGやロボットやゲーム制作などの様々な課題に取り組む「プロジェクト」、数理コースでは、「囲碁とコンピュータ」があります。こうした演習系の授業を通して、自らのひらめきへの気づきや、それを形にする喜びを知り、学びへのモチベーションを高めてほしいと思っています。3年生の秋からは研究室に配属となり、講義のほかに研究室ごとのゼミで専門的な文献の輪読等を行い、4年生になると卒業研究に取り組みます。学生は就職活動も重なり忙しくなりますが、研究室での主体的な活動の経験や、先輩とのコミュニケーションも活かして就活に臨み、大学もそれをサポートしています。

理学部情報科学科は、1989年の創設以来、約3000名の卒業生を送り出しています。その多くはIT産業における技術者として活躍しています。中学校や高等学校の数学教員、情報の教員として教壇に立つ卒業生も増えてきました。また、毎年の卒業生の約20%は女子学生です。日本ではまだまだ理系分野の女性の割合が少ないですが、本学科で学んだ経験を活かし活躍できる人材を一人でも多く育て送り出したいと思っています。

本学科では、1学年100人という学生に対し、20名という充分な数の教員がきめ細かい指導を行っており、どなたも安心して勉強に打ち込める環境となっています。情報科学科には、パソコンを備えた学科独自のラウンジもあり、学生は講義の合間に自由な時間を過ごすこともできます。近年のCovid-19のパンデミックを経て、資料の提供や学生の様子の把握の体制はそれ以前よりも確実なものになり、それに加えて対面での営みが再開した現在、大学での学びの環境はとても充実しています。今後もよりよい教育プログラムと学習環境の整備に教員一同努めて参ります。

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