三番瀬干潟観察会

東邦大学理学部公開講座「三番瀬干潟観察会」

【募集を終了いたしました。多数のご応募ありがとうございました。】
※抽選の結果を11日(火)頃メールでお送りいたします。
 東京湾の干潟にはベントスと呼ばれるカニや貝類などたくさんの生物が生息しています。そのベントスは鳥や魚の餌として食べられるものが多く,干潟の砂の中に潜って隠れてくらしています。この干潟の生物を注意深く探してみましょう。アサリなどのおなじみの生物のほかに,頭も足もないヒラムシや,毛むくじゃらのゴカイなど見たこともない生物や,なかにはまだ名前の付けられていない生物も発見できます。この生物たちを探し,干潟生物の多様性を考えてみましょう。
 船橋市と市川市の海岸には三番瀬と呼ばれる遠浅な海岸があり,その一部には再生された干潟があります。ここは多くの生物が生息していますが,干潟の減少や地形の単調化,そして沖で発生する酸素欠乏水の襲来(青潮)の影響を受けて,生物は厳しい環境の中で生活しています。なかにはすでに絶滅していて殻だけが残っている貝や,逆に人の手によって新たに持ち込まれた外来種もいます。この干潟の地形や底質といっしょに生物を観察することで,東京湾の環境保全の課題を理解しましょう。
 この観察成果は政府が進めている「東京湾環境再生推進会議」で発表して,東京湾を「快適に水遊びができ,多くの生物が生息する,親しみやすく美しい海を取り戻す」取組みに生かしていきます。みなさまの参加をお待ちしています。
『三番瀬干潟観察会』
  日時:2013年6月22日(土) 8時~15時
  対象:小学生以上一般(小学生については保護者同伴のこと)
  定員:約60名(応募者多数の場合、抽選で参加者を決定します)
  集合:8時 ふなばし三番瀬海浜公園事務所前集合
  ※京成バスシステム「船橋海浜公園」行き乗車、終点下車
  (京成船橋駅からご利用の場合、7時台は7時40分発のみとなります)
  観察場所:ふなばし海浜公園東浜(海浜の西側市川市東浜沖)
  観察内容:
     砂浜部,タイドプール,砂干潟,カキ床など環境と生物相の違いを観察。
     シャベルとふるいを使って,各自でできるだけ多くの種類の生物を採集。  
     採集した生物をみんなで観察するために種類ごとに水槽に分ける。
     各自が採集した生物のリストをつくって,調査記録をつくる。
申込方法:申込フォームからお申し込みください。
申込締切:2013年6月7日(金)
問合せ先:東邦大学習志野学事部入試広報課(047-472-0666)