環境材料化学研究室
研究室紹介
急速な科学技術の発展によって人々の暮らしは豊かになる一方で、地球温暖化、環境汚染、そしてエネルギー枯渇などの環境問題が深刻化しています。近年これらの地球環境問題を解決するための素材として、ナノサイズの細孔空間を持った多孔性材料が大きな注目を集めています。本研究室では、新しいナノ細孔材料の創製、それらを使いこなすためのマクロ構造の制御、そして環境浄化プロセスへの応用について、主に研究しています。
研究テーマ
- 多孔性材料の新規合成法開発
- 多孔性材料を用いた環境浄化
- 廃棄物や低品位資源の有効利用
研究室サイトへのリンク
担当教員
今野 大輝 / 准教授
略歴

2009年3月 北海道大学工学部応用理工系学科 卒業
2011年3月 北海道大学大学院工学研究科修士課程 修了
2013年9月 北海道大学大学院総合化学院博士課程 修了、博士(工学)取得
2013年10月 北海道大学大学院工学研究院 NEDOプロジェクト博士研究員
2014年4月 住友ベークライト株式会社 入社
2014年7月 同 コーポレートエンジニアリングセンター 研究員
2017年1月 同 コーポレートR&Dセンター 研究員(2018年1月に先端材料研究所へ改組)
2018年4月 東邦大学理学部生命圏環境科学科 講師
2022年4月 東邦大学理学部生命圏環境科学科 准教授
専門分野
- 化学工学(反応速度論、物質移動論)
- 多孔性材料(ゼオライト、PCP/MOF)
- 環境プロセス(触媒反応、液相吸着)
研究業績
担当科目
- 環境化学Ⅱ
- 自然環境科学概論
- 基礎化学実験
- 環境化学ユニット科目
学生の皆さんへのメッセージ
生命圏環境科学科は様々な専門分野を持つ教員が集う全国的にも珍しい学科なので、幅広く総合的な知識を身に付けることができます。私は環境化学の視点で自身の企業経験を活かしながら、学生一人ひとりの成長の手助けをしていければと考えています。持続可能な社会を創るためにはこれからどうすべきか、ぜひみなさんで一緒に議論していきましょう。