環境浄化研究室(Advanced Environmental Purification)
研究室紹介
環境中に放出された物質の中には、既存の排水処理技術(施設)では処理できない微量な難分解性物質が存在することが社会課題として顕在化してきています。本研究室では、より安全な水環境実現を目指して、この難分解性物質(具体的にはフッ素系化合物や医薬品残留物)の無害化技術に取り組んでいます。手段としては促進酸化技術、特に電解酸化技術の可能性を追求しています。
研究テーマ
- 電解酸化法を用いた難分解性物質(フッ素系化合物)の分解に関する研究
- 電解酸化法を用いた難分解性物質(医薬品)の分解に関する研究
- 環境中の微量難分解性物質の無害化処理に関する研究
担当教員
井関 正博 / 教授
略歴

1983年03月 熊本大学工学部工業化学科 卒業
1985年03月 熊本大学大学院工学研究科工業化学専攻 修了(修士)
1995年03月 熊本大学大学院自然科学研究科より博士(工学)取得
1985年04月 三洋電機(株)入社 筑波研究所にてバイオ素子の研究開発に従事
1996年06月 同 研究開発本部 LCD第二研究室 室長
2006年04月 同 研究開発本部 環境・バイオ研究部 部長
2010年10月 同 ソーラー事業部 先進太陽光発電開発センター センター長
2012年01月 パナソニック(株) 次世代エナジーデバイス開発センター GM
2015年12月 同 先端研究本部 スマートウォータ研究部 部長
2016年04月~ 東邦大学理学部生命圏環境科学科 教授
その他の略歴
2005年04月~2007年03月 熊本大学大学院自然科学研究科 客員教授
2005年04月~2011年03月 日本工業大学専門職大学院技術経営研究科 客員教授
2005年04月~2011年03月 日本工業大学専門職大学院技術経営研究科 客員教授
専門分野
- 電気化学
- 水質浄化
- 水環境化学
担当科目
- 環境化学Ⅰ
- 基礎化学実験
- 生命圏環境科学特論Ⅲ
- 環境化学ユニット科目
学生の皆さんへのメッセージ
環境化学部門は従来の化学ではカバーしきれない多様な考え方とスキルが要求される学際分野です。着眼は地球規模で、着手は一歩一歩着実に社会課題の解決に向けて努力していきたいと思っています。また、企業経験を生かした経済合理性の観点および本質を追及する姿勢をモットーに研究を行っています。共に成長していきましょう。