地球科学コース
惑星としての地球環境を考える

太陽系の一員である地球は、豊富な水と大気に被われた、生命を育む奇跡の惑星です。この惑星では地圏、水圏、空圏の間で物質やエネルギーが絶え間なく流れ続けていると同時に、生物が暮らせる安定した環境を保っています。地球規模での環境の安定は、生命圏の維持に不可欠な視点です。
地球科学コースでは、宇宙から地球を見つめる視点で環境を科学的にとらえます。地球の温暖化、オゾン層の破壊、大気汚染、気象災害、自然資源のリサイクルなど地球規模での環境科学を学びます。
主な科目
地球科学ユニット科目
地球表層部における地球科学的現象を調査・観察するための基本手法を習得します。得られた一次データを様々な角度から分析・解析することを通して、地球科学に対する総合的な理解を深めていきます。
地球惑星科学 I・II
地球誕生以来その内部や表層部で起こった地球科学的現象は、多岐に渡っています。この講義では地圏・水圏・気圏における様々な現象を紹介し、それらがどのような自然科学の諸法則に基づいて引き起こされているのかを詳しく学習します。
リモートセンシング
地球表面の土壌・植生・海洋・大気に関する情報を地球スケールで俯瞰する手法として、人工衛星からのリモートセンシング観測があります。この講義では地球環境問題との関わりという視点から、衛星リモートセンシング技術の基礎を学習します。