東邦大学習志野キャンパスを活動拠点とする、学生環境団体『東邦Ecolution』が、教育関連事業を展開している株式会社ラーニングバリューが主催する「Fil2020（Field of invaluable learning 2020）」にて1位に表彰されました。Filとは、全国さまざまな学生組織の活動をシェアし、学びあうイベントであり、参加した学生、教員、関係者の投票によって順位が決まります。（https://lvcollege.wixsite.com/lv-fil2020）

『東邦Ecolution』は、2019年度に開始した「ECORUTING PROJECT」について報告いたしました。「ECORUTING PROJECT」とは、中小企業が、学生が提案した環境活動に取り組み、その成果を学生が評価し、他の学生を対象とした報告会を行うことで、環境に配慮した中小企業として、学生に対し新しい形式で広報が実現できるというものです。学生の提案が全て採用されるわけではなく、企業や関係教員のアドバイスを受けながら学生が提案内容をブラッシュアップする中で、学生にとっても大きな学びを得られる活動となっています。また、提案が採用された場合、企業から大学に広報費が支払われるため、学生への交通費や実施に必要な材料費等が支払われます。
　当初は、企業から学生の提案がなかなか採用されず、大変苦労しましたが、その中で、「話し合うことの大切さ」と「相手の立場に立って考えることの大切さ」を学ぶことができ、少しずつ企業の理解も得られるようになりました。今回のFil2020での発表においても、学生たちの実体験が多くの共感を得られたように思います。
　今回の授賞をきっかけにして、『東邦Ecolution』の学生のモチベーションもさらに高まり、来年度のチャレンジにも期待できます。　（報告者：生命圏環境科学科講師　竹内彩乃）