理学部生命圏環境科学科

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南アフリカ国際多毛類学会報告(2)

2023年7月3日から7月7日に、南アフリカのステレンボッシュで開催された、国際多毛類学会(14th International Polychaete Conference)に、生命圏環境科学科の大越健嗣教授、齋藤敦子教授と、大学院博士前期課程2年の大坂雄一郎さんが出席し、研究発表を行いました。
学会のロゴマーク:南アフリカと多毛類がデザインされています。黄色く光っている場所がステレンボッシュです。

*多毛類:環形動物に分類され、世界中の干潟底質や岩礁等に生息しています。身近では、釣り餌として使用されています。

74日 学会2日目~興味深い基調講演が沢山ありました

(多毛類の食用利用)
(日本からの参加者) 東邦大の他、東大、京大、東北大、石巻専修大、東京海洋大の教員及び大学院生が発表を行いました
(各国参加者の皆様と夕食へ)

75日 学会3日目イクスカーション Iziko South African Museum (fossils, animals & man-made artifacts)

(学会会場出発)バスでミュージアムに向かいました 
東邦大メンバー:左より大坂さん、大越教授、齋藤教授
(ミュージアム到着)多毛類の展示もありました
(併設の植物園)リスや鳥が沢山いました
(夕刻)ハンバーガーとワインを買ってホテルで夕食
 大越教授:

数年に一度、世界中の多毛類研究者が一堂に会する本学会大会は前回のロサンゼルスのロングビーチに浮かぶホテル「クイーンメアリー号」での大会以来4年ぶりに開催されました。アフリカ大陸での開催は初めてです。私は毎回ではありませんが、1995年の中国・青島での大会から参加しています。今回も200人以上の参加があり、盛会でした。特にこれまで情報が少なかったアフリカでの多毛類の研究成果が多数報告されたのは新鮮でした。また、今回も初学者向けに、多毛類の分類、形態、生態などの基礎的知見を伝えるワークショップが大会前に数日にわたって行われました。世界で活躍する著名な研究者から直接いろいろ勉強できる機会は若手のリクルートにも一役かっていると思いました。若い時の刺激はその後の人生を変えることがあります。私も高校生の時に「アメリカ建国200年祭のSea Festival」に日本代表として参加した時に泊まったホテルのひとつが「クイーンメアリー号」でした。数十年後に再訪し、当時の思いを再確認し、今回アフリカで研究者と旧交をあたため、新たな若手の研究に刺激を受け、世界の最新の動きを知る機会を得たことはとてもありがたかったです。

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