理学部生命圏環境科学科

メニュー

生命圏環境科学科渡邉真生さんが学生奨励賞優秀賞を受賞@東邦大学5学部合同学術集会

写真左:渡邉真生さん

1.どのような研究をされましたか?

 私は、環境汚染物質の1つである、ニトロ多環芳香族化合物の簡易分析法の開発を行っています。ニトロ多環芳香族化合物は、化石燃料の燃焼等で環境中に排出されますが、その一部は発がん性や変異原性を示すことから、環境中での濃度や挙動の把握が求められています。私の所属する環境分析化学研究室では、ニトロ多環芳香族化合物の一つで、強い変異原性を示す1-ニトロピレン(1-NP)や3-ニトロベンズアントロン(3-NBA)に、可視領域の光を照射することにより、蛍光強度が数百倍から一万倍増強する反応(蛍光増強反応)を見出し、この反応を用いた1-NPや3-NBAの簡易分析法の開発を行って来ました。今回の研究では、蛍光増強反応のメカニズム解明を目的として、薄層クロマトグラフィーを用いた精製と、分光分析及び高速液体クロマトグラフィーによる、3-NBAの光反応生成物の同定を行ないました。

2.研究をしていて大変なことは何でしたか?

 光照射時間や、展開溶媒の検討など初めて行う実験が多く、時間の予想がつかず、一回の実験にかかる時間が長くなったり、数日に分けて同じような実験を行なったりしたので、その点については少し大変でした。

3.発表資料をまとめるにあたり、工夫されたことは何でしたか?

行った実験の目的などに合わせて、発表資料の色分けを意識し、分かり易く伝わるように工夫しました。また今回、オンライン(オンデマンド)での発表形式でしたが、発表動画の撮影時には、間の取り方や強調の仕方を意識しました。

4.今後の研究の展開について、教えて下さい。

これまでの実験では、標準試料との比較で反応生成物の同定を行ってきましたが、生成物を単離精製し、核磁気共鳴装置や質量分析計等を用いて構造決定を行う予定です。また本手法を用いて、環境試料中の3-NBA定量分析も行いたいと思っています。

お問い合わせ先

東邦大学 理学部

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
習志野学事部

【入試広報課】
TEL:047-472-0666

【学事課(教務)】
TEL:047-472-7208

【キャリアセンター(就職)】
TEL:047-472-1823

【学部長室】
TEL:047-472-7110