理学部生命圏環境科学科

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生命圏環境科学科の学生が脱炭素社会をテーマとしたイベントに参加しました

「クルベジ」と「里山グリーンインフラ」をつなげる「生命圏環境科学科」

 6月4日(土)と5日(日)に恵比寿ガーデンプレイスでおこなわれた脱炭素社会をテーマとしたイベントに、生命圏環境科学科の3年生の武藤奨真くんと若松みんとさん、4年生の小池由真さんと加藤夏実さん、大学院環境科学専攻の猪狩匠海くんと駒塚基峻くん、伊藤利紗さんの7名と教員の安立で参加しました。クルベジの有機野菜に興味を持ってくれる人々に、『なぜこの野菜は人間や地球に優しいのか』について説明したり、生命圏環境科学科での研究活動や里山保全活動についても紹介しました。

炭素貯留としてのバイオ炭

 生態系における植物と土壌は炭素の貯蔵庫の役割をしています。クルベジでは間伐材や竹林整備で出た不要な木材から炭を作り、それを契約農家の畑の土にまいて作った野菜を販売しています。木材がゴミとして焼却されたり、そのまま放置された時には、植物が大気から固定した二酸化炭素は大気に戻ってしまいます。炭というのは炭素の塊で、土にまいてもほとんど分解されずに長い間存在することができます。クルベジの活動は「Jクレジット」に認定され、CO2削減活動に寄与していることが認められています。

竹林の炭素固定量の推定

 竹林の拡大は景観の悪化や生物多様性の劣化の要因といわれ、日本各地で問題となっています。竹は春から夏にかけて一気に成長するとその後は肥大成長はせず、竹の子の太さがそのまま桿の太さになります。今年は、佐倉市の地元の方やクルベジの協力のもと、何年経った竹を切って炭にすると一番効率が良いのか、生命圏環境科学科の4年生が卒業研究で取り組む予定です。このような研究を通して、地域の竹林整備作業や炭作りがどのようにCO2削減や生物多様性の保全に貢献できているのか、科学的な面から貢献していきたいと思っています。

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