まちづくり と「ならコロ」:「持続可能な地域づくり」への取り組み(1)
「環境管理・創成科学部門」の朝倉暁生です。去る11月5日に開催された習志野ドイツフェア2017にて、「習志野ソーセージオリジナルレシピコンペティション」のグランプリを受賞しました。
http://www.narashino-cci.or.jp/sausage_competition/
このコンペに参加した背景と、本学科での学習・研究について、2回にわたって解説します。
「持続可能な地域づくり」に向けた取り組み
現在、日本の多くの地域には、少子高齢化を前提とした新しい社会システムづくりという課題に直面しています。具体的には、働き手の減少に伴う税収の減少とそれに伴う行政サービスの縮減の一方で、高齢者福祉のニーズはさらに増大し、その担い手や財源が不足する、という問題です。このため、日本各地で「持続可能な地域づくり」に向けた取り組みが始まっています。
生命圏環境科学科の取り組み
東邦大学理学部生命圏環境科学科は、「持続可能な社会づくり」にむけ、様々な分野の研究者がお互いに連携しながら教育・研究を行っています。私のバックグラウンドは社会工学といって、いわゆる文理融合領域です。その中でも特に地域レベルの環境計画に関する研究を行っています。このような研究を行う中で、大学が立地・近接している船橋市、習志野市などにおける政策形成やまちづくり活動などに積極的に関わってきました。
習志野市のまちづくりを教育の場に
私が習志野のまちづくりに本格的に関わるようになってきたきっかけは、2014年に本学が習志野市と包括協定を結んだことでした。この協定を受けて、同年11月に実施された習志野市長と学生の対話会の場をアクティブラーニングの場として活用させて戴きました。この対話会の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
これを受け、2015年度の政策提案発表会(写真1)、2016年度の政策提案検討会議(写真2)へと繋がって行きました。このような取り組みをまとめ、学会でも学生による発表が行われました(写真3)。
(朝倉暁生 環境管理・創成科学部門 教授)
(朝倉暁生 環境管理・創成科学部門 教授)