理学部生命圏環境科学科

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「環境先進国」ドイツで田舎暮らし シリーズI(2016年9月)

生命圏環境科学科の鏡味です。2016年4月からドイツのベルリンから北80kmに位置する研究所、ライプニッツ淡水生態学・内水面漁業研究所(IGB-Berlin)、に研究滞在させていただいております。このドイツでの研究生活の様子をシリーズでお届けします。

環境科学海外研修(ハワイ研修)に参加して

自然や湖の恵みを享受する

 「環境先進国」とよばれるドイツ、ボトルのリサイクルやエコバックの普及、風車や太陽光発電の設置、自転車道路の整備などは確かに進んでいます。しかし、私が実際に暮らしてみて最も印象的であったのは、野生動物の多さと、それに馴染んだ暮らしです。家や研究所の周りでは、普通にリスやキツツキ、シカを見かけます。時にはイノシシやキツネ、ワシも見られます。これは、田舎に暮らしているためもありますが、そのような場所が都市のすぐ近くにある事はドイツの街づくりの特徴だといえます。
 ドイツでは、野生動物の保護のために林や森、湖などを自然保護区に指定し管理しています。また、保護区間の連結性を保ち、動物の移動と遺伝子交流を妨げないよう工夫されています。ただし、シカやイノシシは増え過ぎで、車を運転する際は、これらの野生動物が道路を引かないように気をつけなくてはなりません。実際に、私も夜間走行中にシカの親子と道路で数回遭遇しました。また森林管理のため、シカが実生や幼樹を食べるのを防ぐために柵が設置されています。
 周辺の湖沼にも人間生活と調和した様子を垣間見ます。研究所やその周辺には100個以上も湖があります(かつて氷河で覆われていた地形のためです)。ベルリンなど都市に暮らす人たちの避暑地であり、週末や休日には泳ぐ人やボートを楽しむ人でいっぱいです(写真)。また、淡水魚を食べるレストランが湖岸に点在します(写真)。まさに湖からの恵み「生態系サービス」を享受した暮らし方だと実感します。そのような恵みを受けた暮らしを送ることで、自然の大切さを実感し、生態系を守るようなシステムができているのかもしれません。

(左)ヨーロッパウナギの燻製、(右)固有種Maräneの唐揚げ
(こちらはStechlinsee湖畔にあるレストランのメニューです)
他にもナマズ、ニジマス、コイ、パイクなど様々な魚が食べられます。

Stechlinsee湖畔は白い砂浜で、休日は湖水浴を楽しむ人達で大にぎわい。

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