環境科学専攻博士後期課程の学生の発表内容が、第84回分析化学討論会の『展望とトピックス』誌に掲載されました
2024年5月18日(土)、19日(日)に、京都工芸繊維大学にて開催された第84回分析化学討論会にて、理学研究科 環境科学専攻博士後期課程1年の大坂雄一郎さんが、口頭発表を行いました。また、本発表内容は、総講演数454件の中から身近な社会との関わりが特に深いと考えられる18件に選ばれ、『展望とトピックス』誌に掲載されました。
展望とトピックス:
https://cms.jsac.jp/production/wp-content/uploads/84touron_topics.pdf
展望とトピックス:
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学会会場:京都工芸繊維大学松ケ崎キャンパス

大坂雄一郎さん(左)と齋藤敦子教授(右)が参加いたしました。
本討論会では「干潟環境中における高濃度の多環芳香族炭化水素の起源と底生生物を介した濃度の変化」というテーマで発表を行いました。これまで不明であった干潟環境中の多環芳香族炭化水素(PAHs)が、干潟に流れ着く陸上植物起源であることが示唆されました。また、底生生物が干潟の泥を取り込み糞として排泄することで、PAHsの濃度が減少し、干潟環境の浄化に寄与していることが明らかとなりました。質疑応答では複数の質問をいただき、その中には我々も課題としてとらえているものもあり、今後さらに研究を進めていく所存であります。
博士後期課程1年 大坂雄一郎

お弁当付きのランチョンセミナーも、複数開催されました。京都のおばんざい、大変美味しかったです(左)。懇親会後に、企業の研究者の方と一緒に鴨川沿いを1時間かけて散歩致しました(右)。
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本研究は以下の助成を受けて行いました。厚く御礼申し上げます。
・日本学術振興会 科研費(JP22K12348)齋藤敦子
・日本科学協会2023年度笹川科学研究助成(2023-6039)大坂雄一郎
本研究は以下の助成を受けて行いました。厚く御礼申し上げます。
・日本学術振興会 科研費(JP22K12348)齋藤敦子
・日本科学協会2023年度笹川科学研究助成(2023-6039)大坂雄一郎