理学部生命圏環境科学科

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環境ビジネス研究室:竹内彩乃 講師 着任メッセージ(2016年6月)

様々な経験ができる生命圏環境科学科

 みなさん、こんにちは。今年4月より、環境をテーマに様々な分野が集まる本学科で研究・教育に携わることとなりました竹内彩乃です。私自身、生命圏環境科学科と似ている学科におりましたので、大学では学内外(国内外)問わず、色々と勉強させていただきました。様々な分野を学んだことで、それぞれが現在の研究に少なからず関わりを持ち、研究のオリジナリティを形成していると思います。これらの経験から言えるのは、本学科の強みは、分野の重なりからオリジナルの視点を発見することができる、ということです。学生の皆さんが充実した大学生活を送れるよう精一杯サポートしていきたいと思います。
ドイツ留学時の一コマ(左から4番目の飛びきれていないのが竹内)
ドイツ留学時の一コマ(左から4番目の飛びきれていないのが竹内)

分野横断的な共同研究と研究成果の社会への還元

 大学を出てからドイツの再生可能エネルギーの事業会社に就職し、事業者として日本でバイオマス、風力発電の事業に関わりました。その後、研究者として国内の洋上風力発電事業に携わりながら、地域の活性化をいかにして行うべきかについて研究を進めてきました。実践的な研究になればなるほど、分野横断的な研究、そして研究成果の社会への還元が重要となります。この点、本学科には様々な分野の専門家がいらっしゃいますので、情報交換をしながら、面白い研究を進めていきたいと思います。
太陽光発電による電気で圧縮するゴミ箱(ドイツ・ハンブルグ市にて)
太陽光発電による電気で圧縮するゴミ箱(ドイツ・ハンブルグ市にて)

大学は答えがない問題を解く場所

 「高校と大学の大きな違いは、答えがある問題を解くか、答えがない問題を解くかである。答えがある問題を解くほど簡単なことはない。」私が高校生の時にある方がお話されていたのですが、これを聞いて受験問題に苦闘していた私は心が晴れました。「答えがあるのか」と思うだけで、問題を解くのが楽になるなんて。大学では、答えどころか問題さえ自分で見つけなければいけない状況に戸惑いましたが、高校とは比較にならないほどの選択肢が増え、興味のある分野に足を突っ込みながら今日まで研究を進めています。みなさまの今後の挑戦に期待しております。

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