東邦大で開催!「日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会」
2012年10月5日(金)~8日(月・祝)に「2012年日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会」が東邦大学習志野キャンパスで開催されました。
“プランクトン”(遊泳能力が低く、水中を漂う「浮遊生物」)と“ベントス”(水底の表面や中に棲む「底生生物」)は、それぞれ水域の生態系を構成する重要な生物群です。これは「食う‐食われる」といった食物連鎖の関係だけではなく、ベントスの多くが幼生の時にプランクトンとして生活するなど、同じ種においても両方の生活形態を持ち合わせることが多分にあります。しかし、両学会はこれまで交流の機会があまりなく、両学会の交流を促進するために本学科の風呂田教授の発案で2003年度より合同大会が始められました。
本大会では、口頭発表・ポスター発表・各種集会そして公開シンポジウム(於:東京海洋大学)が行われました。本学科からは12件発表し(教員:2件、大学院生:8件、学部生:1件、研究生:1件)、各発表とも白熱した議論が繰り広げられました。
公開シンポジウムは、昨年起きた大地震と放射性物質のプランクトンとベントスへの影響をテーマに行われ、本学科からは大越教授が講演しました。谷津干潟で地震に遭遇した時の様子を紹介した他、今回の震災は大規模な影響を科学的に記録できる初めての機会であることから、継続的に沿岸生態系の状況を調査していく必要性を説きました。「今、私たち研究者は記録と記憶をどう後世に残すかが問われている」と述べられたのが印象的でした。
“プランクトン”(遊泳能力が低く、水中を漂う「浮遊生物」)と“ベントス”(水底の表面や中に棲む「底生生物」)は、それぞれ水域の生態系を構成する重要な生物群です。これは「食う‐食われる」といった食物連鎖の関係だけではなく、ベントスの多くが幼生の時にプランクトンとして生活するなど、同じ種においても両方の生活形態を持ち合わせることが多分にあります。しかし、両学会はこれまで交流の機会があまりなく、両学会の交流を促進するために本学科の風呂田教授の発案で2003年度より合同大会が始められました。
本大会では、口頭発表・ポスター発表・各種集会そして公開シンポジウム(於:東京海洋大学)が行われました。本学科からは12件発表し(教員:2件、大学院生:8件、学部生:1件、研究生:1件)、各発表とも白熱した議論が繰り広げられました。
公開シンポジウムは、昨年起きた大地震と放射性物質のプランクトンとベントスへの影響をテーマに行われ、本学科からは大越教授が講演しました。谷津干潟で地震に遭遇した時の様子を紹介した他、今回の震災は大規模な影響を科学的に記録できる初めての機会であることから、継続的に沿岸生態系の状況を調査していく必要性を説きました。「今、私たち研究者は記録と記憶をどう後世に残すかが問われている」と述べられたのが印象的でした。

