沖縄実習レポート4

マングローブを探検
やんばる自然塾のカヤックツアーでマングローブを観察してきました!潮の満ち引きによってカヤックが行える時間が限られていて、朝が早かったです…。カヤックの操縦に慣れるまではひっくり返るのではと不安でしたが、丁寧に教えていただき楽しく体験することができました。マングローブは海水と淡水が混ざる汽水域に生息する植物群の総称であり、日本ではメヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギなどが生息しているそうです。
ガイドをしてくださった吉本さんには、川や海と場所によって水温や川底までの深さが違うことや、沖縄の方言は「アイウエオ」の「エオ」が「イウ」と発音されることなどを教えていただきました。
また、マングローブの中を通った時には、川底に突き刺さって生えている様子やマングローブを住処としているカニも見ることができました。

ヤンバルクイナ(クー太)との出会い
ヤンバルクイナ生態展示学習施設クイナの森では、天然記念物であるヤンバルクイナのクー太に会いました。ヤンバルクイナは基本的に警戒心が強く人前に出ることはないのですが、クー太は警戒心よりも好奇心が勝ってしまうそうで、人のほうに近づいてきたり、日なたで寝ている姿を見せてくれたりしました。時期によっては羽の生え変わりで貧血になりストレスを感じ、奥に隠れてしまう時もあるそうです。
また、クー太はとても賢く、人の顔を判別していて、ある施設の人に名前を呼ばれると遊んでくれると分かるようで、追いかけっこをしていました。歩く時のどっしりとした感じや寝ているときの無防備さがとてもかわいらしかったです!

褶曲(嘉陽層)も探検
沖縄の地層は北部と南部で大きく違い、今回は北部の付加体でできた地層を見てきました。付加体とは、海洋プレートの上にあった堆積物が、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む際にはぎとられ、大陸プレートに押し付けられてできたものです。付加体の中でも、嘉陽層は泥岩や砂岩とサンゴ礁からできた石灰岩などが混在しているそうです。
海岸に沿ったごつごつとした岩場を歩いてたどり着きました。砂岩や泥岩が混ざっているため、浸食の差がはっきりと見られました。足元に転がっていた石にも模様があり、大きな褶曲以外にも長い年月をかけて形成されたということを感じられました。

普段の生活の中では見ることのない動植物の生態や、自然の雄大さを感じ、翌日の筋肉痛が心配になる1日でした!
(あかね)

投稿者:学生

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