沖縄実習レポート6

私たちは、沖縄実習2日目と3日目に、アメリカ国籍のレイナーファミリーのもとでホームステイを体験しました。ホストファザーは、インターンナショナルスクールで働いている先生で、沖縄のことに詳しく、たくさんお話してくれました。時々、英語や日本語でジョークを言ってくれるのが面白かったです。ホストファミリーが温かく迎え入れてくれたおかげで充実した2日間となりました。
特に印象に残っていることは、ホストファザーと私たち学生の4人でハイキングへ行ったことです。ホストファザーは、よく米軍の友達と一緒にこの場所に来るそうです。

ハイキングでは、「歴史の道」国頭方西海道の道沿いに残されている文化財を見ながら進みました。
「歴史の道」国頭方西海道は、琉球王朝時代(1429~1879)に整備された琉球王政と各所をつなぐための主要道(宿道)の一つです。宿道は幅約2.4mあり、その両側には松並木が続いていました。しかし、国道の開通や戦争により、これらは大きく変化していきました。その後、恩納村では、保存状態のよい仲泊一里塚から読谷村との境近辺、御待毛までの整備を行いました。この地区は平成8年11月に文化庁の「歴史の道百選」に選定されています。文化財の一つである山田グスクは、琉球山統一期に活躍する護佐丸や祖父の居城として栄え、読谷山方面を支配すると共に、本島北部地域に対するそなえの役割を果たしていました。グスクとは沖縄地方の城のことです!標高95mの琉球石灰岩丘陵上に築かれ、中央に宿道が通り、周辺には護佐丸父祖の墓碑、石橋など往時の生活を偲ぶことが出来ます。琉球石灰岩とは、この地域で生息していたサンゴの死骸や殻が海の中で堆積してできた岩石です。護佐丸父祖の墓碑は石灰岩の自然穴を利用して作られており、石灰鍾乳石の先端を切ったような跡があったので、それを石碑に利用していたと考えられます。

 険しい道なりでしたが、珍しい植物や蝶々、大きなクモなどを発見しながら楽しく登りました。木々の間から見えた海もとても綺麗でした。沖縄の歴史と自然を感じられる貴重な時間となりました。
(めい)

投稿者:学生

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