生物分子科学科

分子レベルで生命現象を探求する
化学と生物学を通して自然・生命・人間を探求することにより、自然に対する畏敬の念をもち、生命現象を化学の言葉で語ることができる研究者や技術者の育成を目指しています。化学及び生物学の確かな基礎知識を身につけ、それを踏まえて課題解決力、論理思考力、コミュニケーション能力を磨きます。
学科紹介 / カリキュラム / 研究紹介 / 主な取得可能な資格 / 卒業後の進路 / 関連情報 |
学科紹介

生物分子科学分野の先駆者
「生物分子科学」という言葉は、本学科が創設された1989年当時は一般的ではありませんでしたが、現在は文部科学省の公式文書にも記載されています。生物学・化学・医学の複合領域の発展に貢献するために、生物学と化学を基盤として「生命現象を化学の言葉で語る」人材を育成しています。多彩な分野を学べる
生命現象を多様な化学反応の組み合わせとしてとらえる分子レベルの研究は、医療、農業、化学工業などで注目を浴びています。生物分子科学科では、生物学と化学の基礎をしっかり修得した上で、多岐に渡る生体内での生体物質の働きやその原理、および応用的な分野に至るまでを学ぶことができます。高い就職率と資格試験合格率
資格取得をサポートする資格申請科目を用意しており、臨床検査技師国家試験や第1種放射線取扱主任者国家試験において、合格率は共に全国平均を大きく上回っています。また、就職率は例年ほぼ100%であり、全体の2〜3割が大学院へ進学します。
カリキュラム

化学と生物の基礎を重点的に学ぶ
1年次には、専門分野を学び研究する上で欠くことのできない化学と生物を学習。知識が不十分な学生も丁寧にフォローします。多彩な分野を取り揃えたカリキュラム
生物学と化学の基礎をしっかり修得した上で、多岐に渡る生体内での生体物質の働きやその原理、および応用的な分野に至るまでが学べるカリキュラムです。また、4年生では、希望する研究室に所属し1年間研究を行い、卒業論文をまとめます。充実した多くの実験
実験を重視し、基礎から応用まで20種類以上の実験を用意しています。最先端の実験設備の中で行われる実験や実習から、“実際にやってみる楽しさ”を感じることができるはずです。PICK UP授業
生物分子科学実験Ⅰ (1年次秋学期) DNAの調製、制限酵素処理とゲル電気泳動、生物統計、中和滴定、蛍光色素の化学合成などの生物と化学の基本技術を学びます。 |
遺伝子工学Ⅰ (2年次秋学期) 遺伝子クローニングと遺伝子導入の原理を理解するとともに、遺伝子の塩基配列や転写・発現の解析手法と臨床利用を学びます。 |
分子医学ⅠⅠ (3年次春学期) 神経科学に関する専門知識を習得し、いかに新しい技術が神経科学の原理を解き明かすのに役立ってきたのかを学びます。 |
生物有機化学 (3年次春学期) タンパク質、DNAなどの生体高分子の働きを理解するため、 それぞれの構成成分である低分子の化学的性質について学びます。 |
研究紹介
研究室の構成
分子科学部門 | 有機化学、物理化学など化学の手法を用いて生命現象の本質に迫ります。 |
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分子生物学部門 | 遺伝子と細胞レベルの研究から生命現象に切り込みます。 |
分子医学・生理学部門 | タンパク質や、細胞、組織レベルで生物の生理反応、分子免疫学や遺伝子工学を用いた疾病に関する研究を行います。 |
主な取得可能な資格
● 教員免許
・中学校教諭一種免許状(理科)
・高等学校教諭一種免許状(理科)
● 臨床検査技師
・中学校教諭一種免許状(理科)
・高等学校教諭一種免許状(理科)
● 臨床検査技師
その他に取得できる資格
● 放射線取扱主任者
● バイオ技術者認定試験
● 遺伝子分析科学認定士(臨床検査技師課程)
● 毒物劇物取扱責任者
● 甲種危険物取扱者
● 知的財産管理技能士
● 環境計量士(濃度関係)
● 有機溶剤作業主任者
● 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
● 放射線取扱主任者
● バイオ技術者認定試験
● 遺伝子分析科学認定士(臨床検査技師課程)
● 毒物劇物取扱責任者
● 甲種危険物取扱者
● 知的財産管理技能士
● 環境計量士(濃度関係)
● 有機溶剤作業主任者
● 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
卒業後の進路

◆就職状況
就職先を広く選べるのが特徴です。製薬、医薬品、化学、食品、医療、保健など、幅広い業種に就いています。臨床検査技師として病院や、教員として学校へも就職しています。
≪卒業後の進路例≫
● 病院・検査センター臨床検査
● 中学・高校 理科教員
● 遺伝カウンセラー
● 胚培養士
◆大学院進学状況
約3割の学生が大学院へ進学し、さらに専門性の高い業種に就職しています。
就職先を広く選べるのが特徴です。製薬、医薬品、化学、食品、医療、保健など、幅広い業種に就いています。臨床検査技師として病院や、教員として学校へも就職しています。
≪卒業後の進路例≫
● 病院・検査センター臨床検査
● 中学・高校 理科教員
● 遺伝カウンセラー
● 胚培養士
◆大学院進学状況
約3割の学生が大学院へ進学し、さらに専門性の高い業種に就職しています。