生物学科

生物学の奥深さを知る喜びに出会う
生態学、行動学、遺伝学、生理・生化学、発生学を基盤に、ゲノムやライブイメージング技術、ES・iPS細胞など新しく発展している分野を取り込んだ総合的な生物学の教育を行っています。さらに、絶滅危惧種の保護や環境保全における生物学の立場からの取り組みや、臨床検査技師課程を設置し応用生物学も包含している点が特色です。
学科紹介 / カリキュラム / 研究紹介 / 主な取得可能な資格 / 卒業後の進路 / 関連情報 |
学科紹介

3つの部門
生物と生命現象を、ミクロ(分子レベル)からマクロ(生態・環境) まで広い視野で教育研究しています。進化・生態学部門 | 遺伝子から生態系までさまざまな階層における生命現象のメカニズムを、進化生物学および生態学の視点から探求する研究と教育を通じ、科学的思考力と論理的構成力に優れた人材の育成を目指します。 |
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機能生物学部門 | 実験生物学分野で必要な多様な技術と知識を習得するとともに、生命現象解明のための基礎研究を通じて、科学的思考力を育む教育を実施します。 |
人間生物学部門 | ヒトに関する基礎生物学を中心に学び、生命現象を研究することによって、人類に貢献する人材を育成します。 |
担任教員(Tutrial)制度
教員が数名の学生を分担し、研究室の配属が決定するまで継続して担任となります。教員のアドバイスにより早期に問題に対処できるため、留年者や退学者が少ないことも本学科の特徴であり、学生一人ひとりが安心して大学生活を送り、学業に取り組める環境が実現しています。資格取得を支援
教員免許や臨床検査技師などの資格取得を支援するカリキュラムを提供しています。臨床検査技師の国家試験受験資格に必要な科目の多くは本学科の基盤・応用科目となっているため、卒業単位の取得と並行して受験資格の取得を目指せます。さらに、3年次からは就職活動に向けたサポートとして、就職総合講座、公務員講座、情報技術者講座などを設けています。カリキュラム

体系的な生物学教育
生態学から分子生物学までの基礎生物学の膨大な知識を体系的に学ぶために、学年を追って生物学の専門科目が習得できます。また、野外での生態学実習や分子生物学の講義など、学問の進展と社会的要請に対応させた力リキュラムも充実しており、これまでに蓄積された生物学の知識と最近急激に進展している新しい生物学の知見を総合的に教育に反映させています。基礎教育の重視と自主的な科目履修
1年次には高校で学んだ化学と生物の知識を大学での専門教育につなぐリメディアル教育を行っています。また、データサイエンスの基礎知識を習得し、科学的な探求に必要なデータ分析能力を養います。さらに、多様な生物学の分野から自分の興味や希望に合わせて学びができるよう、様々な選択科目を設置しています。実践的な教育の充実
実験実習、野外実習が豊富で、卒業研究期間も1年半と長めに設定しています。実習や卒業研究を通じて、他者と協働する態度や議論の進め方のほか、論理的思考力や課題解決能力などの社会人基礎力を身につけ、あらゆる分野で活躍できる人材を育成しています。PICK UP授業
動物行動学 (2年次春学期) 動物行動学・行動生態学の基礎を解説し、採食や群れ、性淘汰等の実例から行動進化の要因を体系的に学びます。 |
幹細胞生物学 (2年次秋学期) 受精卵から始まる細胞分化とその過程で誕生する多様な幹細胞。その基礎医学・治療応用の知見を体系的にを学びます。 |
野外生態学実習Ⅱ (3年次春学期) 森林や島嶼など、生態学教員の実習地に分かれ、霊長類、爬虫両生類、昆虫、高山植物に関するフィールド調査や行動観察を行います。 |
植物バイオテクノロジー実習 (3年次春学期) ニンジンを用いた組織培養、プロトプラストの作製と細胞融合、人工種子の作製、植物ホルモンに対する植物の応答の実験を行います。 |
研究紹介
主な取得可能な資格
● 教員免許
・中学校教諭一種免許状(理科)
・高等学校教諭一種免許状(理科)
● 臨床検査技師
・中学校教諭一種免許状(理科)
・高等学校教諭一種免許状(理科)
● 臨床検査技師
その他に取得できる資格
● バイオ技術者認定試験
● 遺伝子分析科学認定士(臨床検査技師課程)
● 生物分類技能検定
● バイオ技術者認定試験
● 遺伝子分析科学認定士(臨床検査技師課程)
● 生物分類技能検定
卒業後の進路

◆就職状況
治験支援機関・医薬品開発やIT関連に就職する卒業生が多く、臨床検査技師の資格を活かし医療方面の企業・病院に進む卒業生や中学・高校の理科教員を含む公務員になる卒業生もいます。
≪卒業後の進路例≫
● 治験(CRA・CRO)・医薬品開発
● 病院・検査センター 臨床検査技師
● 教員・公務員
● 情報通信系エンジニア
◆大学院進学状況
約3~4割の学生が大学院へ進学しています。
治験支援機関・医薬品開発やIT関連に就職する卒業生が多く、臨床検査技師の資格を活かし医療方面の企業・病院に進む卒業生や中学・高校の理科教員を含む公務員になる卒業生もいます。
≪卒業後の進路例≫
● 治験(CRA・CRO)・医薬品開発
● 病院・検査センター 臨床検査技師
● 教員・公務員
● 情報通信系エンジニア
◆大学院進学状況
約3~4割の学生が大学院へ進学しています。