環境科学海外研修2019年度報告

環境科学海外研修2019年度報告

 生命圏環境科学科では、学科開設時より10 年間「環境科学海外研修」として、2年次の夏休みに米国ハワイ州での英語を用いた環境科学実習を行ってきた。今年度は、ハワイ州マウイ島での初の研修であり、ハワイ大学マウイ校と本学との基本合意書(MOU)締結後、初の研修となった。初日(9月4日)には、マウイ島到着後にマウイ市庁舎にて、ビクトリーノ市長とお会いし、本学高松学長からの親書を代読、お渡しした。また、本学科学生も挨拶のスピーチを行い、市長より来島についての歓迎と今後の交流発展を期待する旨のお言葉をいただいた。その後、ハワイ大学マウイ校にて同大学ホコアナ学長、デブラ副学長の歓迎をいただき、夜は歓迎レセプションを催していただいた。
 二日目から、現地の様々な機関、企業の訪問や海洋生態系調査、火山地質演習等のフィールドワークを行い、9月11日に全員が無事に一週間の行程、ホームステイの生活を終え帰国した。参加学生からは、国内の実習では経験できない多くの歴史、文化、自然環境に触れ、大変に貴重な経験になったとの感想が聞かれ、現地訪問機関やホストファミリーからは、ぜひ来年も来てほしいとの感想を頂いた。
 実習の具体的な内容につきましては、学科の学生ブログでほぼリアルタイムで発信しており、生命圏環境科学科のキャンパスブログ(http://www.env.sci.toho-u.ac.jp/blog/)の中で学生が詳細を報告しているので、ぜひご覧いただければと思う。ハワイの美しい自然の中で、喜々として学び成長する学生たちの姿を見て、本研修の意義深さを感じた。 (理・生命圏環境科学科・環境政策研究室・准教授)
ビクトリーマウイ市長に挨拶をする生命圏環境科学科2年生
再生可能エネルギーとしてバイオディーゼル燃料の生産を進める企業のひまわり農場にて
標高3,000mを超える火山の山頂で天体観測や地質調査を行う。
火山の山頂では、日本の火山との成り立ちの違いについて学ぶ。