科目紹介:有機化学実験
有機化合物の合成と確認・分析の手法を身につける
実験は和気あいあいの雰囲気
「有機化学実験」では、1・2年次の授業で学んだ反応を使って基本的な有機化合物を合成し、目的物質ができているかどうか、できていない場合はどうしてできなかったかなどを、さまざまな方法で確認・分析していきます。化学科は少人数クラスなので和気あいあいと自由に意見を言い合いながら実験を進めています。実験は個人実験と3人1組で行うものがあります。グループ実験では、1年次からメンバーが同じなので、お互いの性格もよく分かっていて、自然と実験中の役割分担が決まってくるのもおもしろいですよ。
身近な材料を使った実験が楽しい!
実験前に使う試薬や操作の手順などについて予習ノートを作成しますが、思い通りの物質を作るためには時間的な条件などもあり、なかなか難しいですね。でも、緑茶からカフェインを抽出する実験など、身近な材料を使った実験は楽しいですし、さまぎまな物質がどうやってできるかを理論的に理解することは将来、繊雑や化粧品、香料など幅広い分野で応用できるはずです。
教員からのコメント
“安全第一”で実験を進め、きめ細やかな指導を心がける
有機化学の講義で学んださまざまな反応を使って、実際に有機化合物の合成を行い、その過程で抽出、蒸留、再結晶などの有機化学実験における基本操作を習得します。有機反応は危険が伴うので、保護メガネ、保護手袋などを使用し、安全第一で実験を進めるようにしています。また、実験前にその日行う実験について調べたノ-トを提出してもらい、内容を理解しているかをチェックしています。きめ細やかな指導を心がけていますので、モノづくりのおもしろさ、難しさを存分に味わって欲しいですね。
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