理学部化学科

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科目紹介:無機・分析化学実験

簡単な化学実験を通して基本的な操作の数々を修得

講義で学んだ理論や概念についての理解も深めます

実験を通して基本操作を学ぶ。

高校時代に授業で実験したことがなく、入学以来ずっと実験する日を心待ちにしていたわたしにとって、この「無機・分析化学実験」はとても有意義な時間となりました。 最初に行ったのは分析実験。中和滴定や沈殿滴定などの容量分析や、加熱して不純物を飛ばす重量分析の実験を終えると、それらの技術を用いた応用分析として、セメントの主成分6~7種類の成分比を求める定量分析に挑戦しました。
無機実験では酸化亜鉛などの化合物の合成や、吸光スペクトルを測定するといった機器分析を体験。これらの実験は化学実験としては基本的なものばかりですが、実験経験の少ないわたしは、いつでもワクワクして取り組んでいた記憶があります。実験室が明るいせいか、実験中の雰囲気も明るく、分からないことがあると先生や仲間に気軽に相談することもできました。

予測通りの結果にもドキドキ。

実験を要領よく進めるためには、あらかじめ勉強して準備しておく必要があります。また、実験を終えると2週間に1度くらいの割合で、10数枚にわたるレポートを提出しなくてはなりません。このように考えると、とても負担の大きい授業には違いありません。しかし化学の一番の魅力は、実際に反応が起こる場面を自分で確かめられることです。滴定実験の最中、目の前の溶液が一気に赤紫色に変化したときは、予測通りの結果なのにも関わらず胸が躍りました。さらに実験科目が充実する3年が楽しみです。

担当教員からのコメント

定量分析の目的は、物質がどのような成分から構成されているか、その数量はどれくらいかを確認することです。本実験ではその手法である物質の秤量や体積の測定、中和・沈殿・酸化還元滴定を含む容量分析や、沈殿生成・分離などに代表される重量分析についての理解を深めます。学生の皆さんも化学分析の実験を行い、頭で学んだ理論が実際に確認されたときには、化学実験の喜びを得るに違いないと確信しています。ただし、実験を安全かつスムーズに実施するために、予習はきちんとしてきてほしいと考えています。

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